【盛岡さんさ踊り】県名にも深く関わる「さんさ踊り」の発祥と2018年の予定

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さんさ踊りとは


photo by yisris

さんさ踊りとは、正式名称を「盛岡さんさ踊り」といいます。毎年8月初めに岩手県盛岡市で開催される、東北の夏を代表するお祭りの一つです。

さんさ踊りの主会場、県庁前の中央通では、「ミスさんさ踊り」や太鼓連、伝統さんさ踊りのパレードが行われ、サブ会場の盛岡市民ホールと盛岡駅前滝の広場では、地域によって異なるさんさ踊りを見比べることのできる「伝統さんさ踊り競演会」が行われます。

さんさ踊り期間中、夏空に響く太鼓に合わせ、たくさんの人たちが鮮やかな衣装をまとって踊り狂います。

2018年のさんさ踊り

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2018年のさんさ踊りは、8月1日から4日までの4日間、午後6時から9時まで小雨決行で開催予定です。

また、さんさ踊り1週間前(2018年の日程未定)には、三ツ石神社でさんさ踊りの奉納演舞が行われます。さんさ踊りの主会場となるのは盛岡市中央通、岩手県庁前~二丁目までの約1kmです。サブ会場として盛岡市民文化ホール(入場料必要)、JR盛岡駅前滝の広場が用意されています。

会場までのアクセスは、JR東日本盛岡駅で降りて約2km、徒歩22分(岩手県庁前まで)または盛岡駅からバスに乗り、県庁市役所前で降りて徒歩2分です。

サブ会場の盛岡市民ホールへは、JR盛岡駅で降りて徒歩6分で行けます。

車でお出かけの場合、東北自動車道の盛岡南インターチェンジで降り、盛岡西バイパス(国道46号線)を経由して約20分、周辺には小中学校を利用した無料駐車場4カ所があります。中央通会場には、1席2500円の有料観覧席も用意されます。

さんさ踊りの歴史

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さんさ踊り自体の歴史は、そう古くはありません。始まりは昭和53年、2018年で41回目となります。しかし、さんさ踊りのメインであるさんさ踊りの歴史は長く、岩手の名の由来にもなった盛岡市那須川町の三ツ石伝説がその起源とされています。

昔、鬼が現れて暴れた時、困った人々は三ツ石神社の神様に鬼退治をお願いしました。神様は鬼を捕まえて懲らしめると、もう二度と悪さをしないようにと岩に手形を押させて約束させたそうです。それが岩手の名前の由来です。

鬼が退治されて喜んだ人々は「さんさ、さんさ」と言いながら、三ツ石の周りで踊り、さんさ踊りの始まりとなりました。また、さんさ踊りに欠かせない太鼓は、鬼が二度とやってこないようにと響かせたのが始まりです。

ちなみに「さんさ」とは、踊りや民謡の囃子言葉ですが、さんさ踊りのかけ声は「サッコラ チョイワヤッセ」だそうです。

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さんさ踊りの特徴

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