【合掌前に鳴らすものではない?】仏具「おりん」の魅力や正しい打ち方

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おりんの種類「たまゆらりん」

「たまゆらりん」は、可愛らしいまあるい形状をした陶器の産地富山県高岡市が誇る、品質にもこだわった逸品のおりんとなっています。

素材は、リンに真鍮、リン棒とリン台には木材が使用されています。 たまゆらりんの丸い形状の上部を打って音を鳴らしますが、その上部をリン棒で打つと上部は優雅にゆらゆらと揺れ、風鈴が揺れるような心地の良い優しい音色を響かせます。

サイズは、1.8寸と2.0寸の2種類と、手のひらにのるコンパクトサイズで、配色もゴールド、ブラウン、レッド、ブルー、シルバーと5つの種類から選ぶことが出来ます。 リン棒は場所をとらない自立型で、起き上がりこぶしの様に少しふらついても直立する設計となっています。

使用している木材は上質で硬い木材を使用しているので、軽い振り子のように打つことができます。種類は、黒檀、花梨、メープルの3色から選べます。

リン台もリン棒と同様に木材に使用されており、桑、黒檀、紫檀の3種類からデザインを選ぶことが出来ます。卵のようなデザインが特徴となっています。

たまゆらりんは、リン・リン棒・リン台すべてにおいてグッドデザイン賞を受賞しており、どんな空間においてもしっくり馴染むモダンでお洒落なおりんのセットとなっています。

おりんを鳴らす仏具リン棒とは


出典:写真AC

リン棒とは、その名の通り、おりんを鳴らすための仏具の1つです。バチやバイと呼ばれることもあります。 その大きさや材質には様々なものがあり、単体で購入することが出来ますが、おりんとセットで用意するのが一般的です。

大きさは、手のひらに収まるくらいの小さなものから何十センチのものまで、太さも細いものから太いものまでと沢山の種類があります。

どのように選ぶかは宗派によっても違いはありますが、家庭用としておくのであれば12cm(4寸)~18cm(6寸)くらいの大きさが一般的です。

とはいえ、リン棒を単体で購入する場合は、おりんの大きさに合わせた長さのものを選ぶよう注意してください。

また、リン棒の素材には木材が使用されるのが一般的ですが、近年金属製や樹脂製のものも販売されています。

打部に布や皮が巻かれているもの、巻かれていないものも存在します。

やわらかい材質で造られたリン棒は、やわらかい音色を奏で、固い材質のリン棒はより金属的な音色を奏でる特徴を持ちます。材質によって音色が変わるため、リン棒選びも大変重要です。

おりんの魅力


出典:写真AC

おりんの最大の魅力は、なんといってもその幻想的で美しい音色にあります。おりんの音色には、心の底まで響きわたり包み込んでくれるような心地の良さがあります。

仏壇を前におりんを鳴らせば一瞬で邪気が払われ、心が澄み渡るような感覚にさせてくれます。

また、近年私達のライフスタイルに合ったお洒落な形のおりんが沢山つくられているのも1つの魅力となっています。その洗練されたデザインは「仏具」というかつての固いイメージは無く、インテリアの1つとして飾りたくなるものが多くなっています。

音色だけでなくデザインも楽しめるという点がおりんの魅力となっています。 

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