小田原のおすすめ観光スポット10選│歴史に食、花も楽しむ

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小田原のおすすめ観光スポット⑤

石垣山一夜城歴史公園

出典:写真AC

豊臣秀吉の小田原攻めの際、一夜にして築城したことで知られるのが石垣山一夜城です。 実際には山頂の林の中で堀や櫓の骨組みをつくり、紙を貼り付けて白壁の様に見せかけ、周囲の木を伐採したことであたかも一夜にして城ができたかのように小田原勢に思い込ませたもので、築城には80日以上の日数がかかったとされます。

現在では国の史跡に指定され、穴太衆(あのうしゅう)と呼ばれる石工集団が築いたとされる石垣が残っていて、当時の様子を忍ばせます。

現在は、公園として整備され、展望台からは小田原城を望むことができる観光スポットとなっています。

小田原のおすすめ観光スポット⑥

曽我別所梅林


出典:写真AC

曽我梅林は、別所梅林、中河原梅林、原梅林の総称で曽我丘陵の麓に広がっている梅林です。約45ヘクタールの敷地には、3万5千本もの梅の木が植えられています。

梅は、鎌倉時代から兵糧や食用として植林されており、特に小田原では箱根の宿場町として、弁当の防腐や、のどの渇きを癒す目的で旅人の必需品として重宝されたために生産量は全国トップクラスを誇ります。

このため、曽我梅林の梅もほとんどが食用で、白い花を咲かせるのが特徴です。 例年、梅の見ごろは2月中旬から3月上旬で、小田原市観光協会と地元農家が中心となって開催される、曽我梅まつりは毎年たくさんの観光客でにぎわいます。

小田原のおすすめ観光スポット⑦

清閑亭

清閑亭は、黒田長成侯爵の別邸として、明治39年に建設されました。 黒田長成は、筑前福岡藩主の黒田長知の長男として誕生し、明治維新後に上京すると、慶応義塾を中退し、ケンブリッジ大学に入学して学士号を取得、宮内省の式部官、貴族院議員、福岡藩の藩校である修猷館(しゅうゆうかん)の館長を経て、貴族院副議長を務めた人物です。

数寄屋風の清閑亭は土台敷きと呼ばれる基礎で、風通しに優れ、室内灯や掛け込み天井、床の間の墨跡窓、透かし彫りの欄間などが当時のまま残っていて、工夫を凝らした黒田のこだわりが偲ばれます。 晴れた日には2階から真鶴半島や大島、相模湾が一望できる眺望も観光客に人気です。

小田原のおすすめ観光スポット⑧

小田原古稀庵

小田原古稀庵は、明治政府の首相、枢密院議長、陸軍元帥などを歴任した山縣有朋によって建てられた別荘です。当時、新橋から国府津間の鉄道が開通すると、小田原は温暖で風光明媚な別荘地として人気が高まり、関東大震災が発生するまでは別荘の集積地でした。

小田原は、山縣以外にも、小田原市内には伊藤博文の滄浪閣のほか、陸軍大将大島義昌、海軍大将瓜生外吉、子爵榎本武揚、松永安左エ門、長谷川如是閑、益田孝、男爵大倉喜八郎らの別邸や邸宅が多く建ち並んでいました。 その中でも小田原古稀庵は相模湾と箱根山を借景とし、山縣の所有だった目白椿山荘や京都無隣庵とともに、近代日本庭園の傑作と評されています。

現在では毎週日曜日に庭園を一般公開しているので、観光の際には日取りに気を付けるようにしましょう。

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