小田原のおすすめ観光スポット10選│歴史に食、花も楽しむ

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小田原は、戦国時代にこの地を拠点とした、北条氏の城下町として繁栄しました。しかし、天下統一を目指した豊臣秀吉の小田原攻めによって北条氏が滅亡すると、江戸時代には譜代大名の大久保氏を藩主とする小田原藩が置かれました。 小田原は、東海道の沿線であり、箱根の山越えを控えた場所に位置しています。

東海道五十三次中最大の規模を誇る宿場町として発展し、明治の廃藩置県後も、現在の神奈川県西部と伊豆半島に及ぶ足柄県の県庁所在地や、西湘地域の中心的な都市としてさらに発展を続けました。

現在では、「小田原ちょうちん」や「かまぼこ」といった特産品で、全国的に有名な都市となっています。また、小田原城や報徳二宮神社などの観光資源も豊富なため、観光地としても人気を集めています。

今回は、そんな歴史ある街小田原のおすすめ観光スポットを紹介していきます。

小田原のおすすめ観光スポット①

小田原城


出典:写真AC

小田原城は、室町時代後期に武将の大森氏が支配し、城郭を築きました。戦国時代に北条早雲が奪取し、二代目の氏綱の時代から城下町の整備が始まりました。 その後、豊臣秀吉による小田原攻めの際には、城と町の周囲を総構(そうがまえ)と呼ばれる土塁と堀で、全長9kmにもわたって囲み応戦の準備をしました。この規模の総構は、城郭として国内最大規模でした。

江戸時代になると大久保氏によって、近代城郭に改修されますが、改易(かいえき)にあたって一旦破却されます。稲葉氏の入城によって再整備されると、城の姿は一新します。その後、大久保氏が再び城主になると、箱根の関所を控えた関東地方の防御の要衝として、幕末に至ります。

明治時代には、廃城となり多くの建物は解体されますが、小田原・足柄県庁・神奈川県支庁の所在地として、二の丸に御用邸が建設されます。しかし、関東大震災によってほぼ全壊し、江戸時代の姿は失われました。 現在は国の史跡に指定され、天守閣なども復元されて、観光スポットになっています。小田原の観光といえば、この小田原城が真っ先に挙げられるのも納得ですね。

小田原のおすすめ観光スポット②

神奈川県立生命の星・地球博物館

神奈川県立生命の星・地球博物館は、恐竜やアンモナイトなどの化石が展示され、46億年の地球の歴史を「地球」、「生命」、「神奈川」、「共生」といった視点から紹介する、ユニークな外観の博物館です。

館内の展示は、地球誕生の時代から環境問題が深刻となる現在まで、46億年もの歴史をわかりやすく解説しています。

ほかにも、実物資料を満載したジャンボブックと呼ばれる超大型の百科事典や、見学者が参加できるインタラクティブ映像などが、上映されているシアターなどがあります。

また、博物館主宰の講座や実習なども随時開催されており、イベントを通じてより深い知識を得ることができるため、観光にも最適のスポットです。

小田原のおすすめ観光スポット③

小田原港朝市

小田原港朝市は、小田原漁港の一角で行われる朝市です。観光客向けというよりは地元民が集う朝市なので、出店者と触れ合いながら、飾らない雰囲気の中で朝獲れ鮮魚や小田原名産の干物、かまぼこ、さつま揚げ、地元の野菜や果物など地場産品を市価よりも割安で購入することができます。

朝市は7時から開催されますが、商品は売り切れ次第終了なので、早めに訪れるのがおすすめです。 また、漁港の2階には小田原港で水揚げされた魚を食べられる「魚市場食堂」もあり、新鮮な魚介類がリーズナブルな価格で提供されています。小田原観光の朝食としてもおすすめですので、ぜひ立ち寄ってみたいところですね。

小田原のおすすめ観光スポット④

報徳二宮神社


出典:写真AC

薪を背負った銅像でも有名な偉人、二宮尊徳を祀っているのが報徳二宮神社です。明治27年に伊勢、三河、遠江、駿河、甲斐、相模6カ国の二宮尊徳の教えを慕う報徳社の総意によって、生誕地である小田原の小田原城二の丸小峰曲輪の一角に創建されました。 二宮尊徳が御祭神となっていて、平成6年には創建百年記念奉告祭を斎行されました。

また、拝殿の礎石には天保の大飢餓の際、藩主大久保氏の命によって尊徳が小田原城内の米蔵を開いたことにより、小田原藩の領内から一人も餓死者も出さずにすんだと伝えられる米蔵の礎石が使われてるので、観光で訪れた際にはチェックしてみるとよいでしょう。 例年11月17日に例大祭が行われ、尊徳の墓や、遺書の写本、遺品等を収蔵した宝物館もあります。

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