北海道の方言③
「ちょす」の意味
出典:ぱくたそ
3つ目に紹介したい北海道で話されている方言は、「ちょす」です。「ちょす」は、「いじる」や「からかう」、「触れる」などの意味を持つ北海道の方言です。
「ちょす」の使い方の例としては、
〇「ちょっと私のスマホちょしたでしょ?」=「ちょっと私のスマホいじったでしょ?」
〇「汚い手でそのワンピースにちょさないで」=「汚い手でそのワンピースに触れないで」
〇「小さい子供にちょすなんて大人げない真似はやめなさい」=「小さい子供にいじわるするなんて大人げない真似はやめなさい」
このように「ちょす」は「触れる」や「いじる」、「からかう」などの意味として日常会話でよく使われています。
また「ちょす」は、北海道だけでなく秋田県や青森県などの東北地方でも方言として使われています。
北海道の方言④
「しばれる」の意味
出典:ぱくたそ
4つ目に紹介したい北海道で話されている方言は、「しばれる」です。「しばれる」は氷点下の寒い日に使う言葉で、「寒い」や「冷え込んでいる」、「凍る」などの意味で使われる北海道の方言です。
「しばれる」の使い方の例としては、
〇「ここ最近はしばれるね」=「ここ最近は冷え込んでいるね」
〇「家の外にある蛇口がしばれるくらい寒い」=「家の外にある蛇口が凍ってしまうくらい寒い」
〇「今日は思った以上にしばれる」=「今日は思った以上に寒い」 など氷点下など冷え込んだ冬の時期に日常会話でよく使われます。
また「しばれる」は「ちょす」同様、青森や秋田などの東北地方でも降雪量が多く冷え込むため方言として使われています。
北海道の方言⑤
「おばんです」の意味
出典:ぱくたそ
5つ目に紹介したい北海道で話されている方言は、「おばんです」です。「おばんです」は「こんばんは」と同様の意味を持ち、夕方から夜にかけての挨拶として使われています。
「おばんです」の使い方の例としては、
〇「おばんでございます」=「こんばんはをより丁寧にした言い回しで、目上の人に対して使う夕方から夜にかけての挨拶」
〇「おばんでした」=「こんばんはの過去形」 などがあり、これらの文章からも分かるように「おばんです」は夕方から夜にかけての挨拶として使われます。
また、夕方に使う挨拶「おばんかたです」と分けて使われることもあるようです。
そして「おばんです」は、「しばれる」や「ちょす」同様岩手県や宮城県など東北地方でも夕方の挨拶の方言として使われています。