八戸三社大祭の2018年日程・アクセス|見どころや魅力を紹介

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

八戸三社大祭は八戸市を代表する祭りです。三社とは龗(おがみ)神社、長者山新羅神社、神明宮の3社の事であり、3社合同での祭りとなっています。

この3社の神社行列に御供する形で、附祭(山車)が巡行します。 八戸の夏を象徴する祭りであり、この時期には100万ものの観光客が八戸を訪れ、その祭りと熱気に酔いしれます。

2017年にはなんと149万人以上が訪れました。 この八戸三社大祭は2004年2月に「八戸三社大祭の山車行事」として重要無形民俗文化財に指定され、さらに2016年11月にはエチオピア・アディスアベバで行われた会議にてユネスコの無形文化遺産「山・鉾・屋台行事」に登録されました。

八戸三社大祭の2018年日程・アクセス


出典:写真AC

八戸三社大祭の日程は例年8月1日が神幸祭、2日が中日、3日が還幸祭となっています。それに先駆ける7月31日には前夜祭、還幸祭後の8月4日が後夜祭とされています。

八戸三社大祭の見学の最寄り駅はJR本八戸駅です。本八戸駅の南口には、八戸市庁などの官庁が立ち並ぶ八戸の中心街となっており、八戸三社大祭の前夜祭・後夜祭は市庁前市民広場にて行われます。また、龗神社(八戸市内丸2丁目1-51)も本八戸駅から5分ほどの場所に位置します。

八戸三社大祭の特徴


出典:写真AC

八戸三社大祭は元来、江戸時代の享保5年(1720)に法霊大明神(現龗神社)へ豊饒祈願を行ったことが始まりです。祈願の結果その年は五穀実って豊作であったため、翌享保6年(1721)に御礼として神輿を寄進し、法霊大明神から長者山三社堂(現新羅神社)に渡御(とぎょ)しました。

享保6年に始まったことは、龗神社に残る「享保六年記年銘鉾先」によって判明しています。享保6年以後、この行事は八戸藩の庇護の下、一大祭礼として発達します。江戸時代には屋台に人形を載せて巡行していたようで、その時代の人形屋台として龗神社に「武田信玄」と「太公望」が残されています。

明治期になると新羅神社・神明宮の行列が加わって更に祭りの規模は発展し、人形を巡行される形式から現在の山車を運行する形式に変わっていきました。現在の八戸三社大祭の見どころである山車を堪能するには、1日・3日の神輿と山車の巡行および、中日の夜間山車巡行が最適です。

夜間山車巡行はライトアップされており、昼間とは異なる一面を発見できます。 また、山車以外にも龗神社に伝わる「法霊神楽(ほうりょうかぐら)」、東方の一部地域に伝わる「虎舞(とらまい)」、獅子舞が伊勢信仰・熱田信仰と結びついた「太神楽(だいかぐら)」など、八戸に限らず広く東北を代表する郷土芸能が行列を為し、八戸三社大祭に華を添えます。

中日には加賀美流騎馬打毬が披露されます。これらの伝統文化の数々も非常に興味深いところです。

汗が飛び交う日本の夏祭りに花を咲かせる職人は?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連するキーワードから探す