お食い初めにベストな石はどれ?
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そんなお食い初めの風習に使われている歯固め石ですが、歯固め石には具体的にどのような石を使えばいいのでしょうか?
歯固め石に使う石の形状ですが特にこれといった決まりはないので、ツヤのあるものや角のあるものなど好きな形の石を選ぶといいでしょう。
歯固め石の色については「赤」・「白」・「黒」をそれぞれ1つずつ揃えるのが最も好ましいとされていますが、必ず三色でなくてはいけないわけではないので、この三色のうち、いずれかの色の石が1つあれば十分です。
大きさとしては1センチから5センチくらいの持ち運びしやすいサイズがおすすめです。
お食い初めは石じゃなくてもOK!
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また歯固め石を入手することが難しい場合は、タコ・アワビ・クルミ・梅干し・栗・紅白餅などの食べ物や碁石などが使えます。
これらが歯固め石同様歯固めに用いられているのにはそれぞれ理由があります。
【タコ】
「多幸」と語感が同じであることから縁起が良いとされており、関西や近畿では歯固めに使われています。
【梅干し】
顔にしわが出来るくらい長生きしてほしいという願いから使われています。
【紅白餅】
縁起の良さや日保ちの良さから古くから使われています。
【鮑(あわび)】
硬い鮑(あわび)も噛めるほど丈夫な歯が育ちますようにとの願いで、主に岩手県で使われています。
【栗の実】
硬い栗の実が噛めるほど丈夫な歯が育ちますようにとの願いから使われています。
【碁石】
お食い初めの石として碁石が使われている地域もあるようです。囲碁を嗜むご家庭で是非使ってみてはいかがでしょうか。