【十五夜の由来】十五夜の文化の粋な魅力と2018年の中秋の名月 | 粋-iki-粋な日本文化を発信するメディア – Part 2

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幼い頃に、十五夜の月にウサギが住んでいるという話を聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

この言い伝えにはこんな由来がありました。

かつて、天竺(インド)にサル・キツネ・ウサギがおりました。この3匹は自分たちが獣であるのは前世で悪いことをしたためだ、と思っていました。

その様子を見て、3匹を可哀想に思ったお釈迦様はお腹を空かせた老人に成り変わって、3匹の前に現れて3匹がどのように善行を行うか試してみました。

木登りに長けたサルは木に登って木の実を収集し、老人に捧げ狩猟に長けているキツネは鳥や魚を捕って老人に捧げました。しかし、ウサギは老人に対して何もしてあげられることがありません。

そこで、ウサギは「私は何もできませんが、どうぞ私を食べてください」といって自ら火の中に飛び込んで死んでしまいました。

ウサギを哀れに思ったお釈迦様は老人から本来の姿に戻って、ウサギの亡骸を抱いて天に昇り、月の宮居にその亡骸を祀り、月を見るたびにウサギを思い出しました。

こうして、月にはウサギが住んでいるというお話が広がったのです。

十五夜で食べる月見団子とすすきの由来

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十五夜のお月見といえば月見の団子とすすきでしょう。どうしてすすきなのかというと、これは穂の出たすすきを稲穂に見立てているからです。さらには魔よけなどの意味合いもあるとされています。

すすきには昔から、悪霊や災いなどを振り払ってくれるという効果があるとされていましたし、神への祈祷に使われていた経緯もあって、十五夜のお月見には欠かせないアイテムになっています。

団子に関しては、月に似せているという説と、十五夜に秋の収穫物である里芋を供えていた名残という説のふたつがあります。しかし月見をする際には甘いものがそばにあるとより楽しめるでしょうから、団子という選択肢がメジャーになっているのかもしれません。

月見団子の簡単レシピを紹介

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十五夜に月見団子をお供えする理由がわかったところで、月見団子の簡単レシピをご紹介します。せっかくの十五夜には手作りのお団子をお供えしてみてはいかがでしょうか?

【材料】

(団子約15個分) だんご粉:150g 水  :150㏄ お湯を沸かす用の鍋

ボール

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