インテリアコーディネーターの仕事|年収や資格の難易度は?

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居心地の良い空間は居るだけで癒されるものです。 居心地の良さの定義は人それぞれですが、人それぞれ異なる好みの色合いや素材を使い、趣味やライフスタイルに合った空間を演出するのが「インテリアコーディネーター」という仕事です。年収や資格、福利厚生やメリットなど、気になる職業事情を紹介します。

インテリアコーディネーターとは


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「居心地の良い空間で過ごしたい」という誰もが持つ漠然とした願望を現実の空間に具現化するのが、インテリアコーディネーターです。 インテリアコーディネーターは「どんな風に暮らしたいか」というユーザーの潜在的なニーズをヒアリングで炙り出し、抽象的なイメージからライフスタイルに合った具体的な住空間を演出します。

不特定多数のユーザーが空間を共有する飲食店なども、インテリアコーディネーターが活躍するフィールドです。ターゲットが不特定多数であるために、個人ユーザーに対するアプローチとは違った角度からコーディネートプランを作成します。住宅やインテリアなど空間を構成する製品に関する幅広い知識や専門的な技術などを駆使し、家具やカーテン、照明などをトータルプロデュースすることがインテリアコーディネーターには求められます。

インテリアコーディネーターの仕事


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実際のインテリアコーディネーターの仕事は、インテリアのコーディネートを行うと言うよりも、快適な空間を造り出す空間プロデュースに近いかも知れません。インテリアコーディネーターには空間を構成する製品に関する幅広い知識や専門的な技術は確かに求められますが、知識や技術以上に求められるものが「空間に対する感性」だといえます。

無から創りあげる創造力やリノベーションで既存の空間を新しい空間に作り変える発想力を発揮しながら現場を監督し、時には作業に加わりながら仕事を進めていきます。インテリアコーディネーターは決して綺麗な仕事では無く、現場で埃や汗にまみれながらものを創りあげる職人的な要素も多分に含んだ泥臭い仕事だといえます。

インテリアコーディネーターの年収/勤務体系/福利厚生


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華やかな仕事のイメージが強いインテリアコーディネーターですが、年収や勤務体系、福利厚生はどうなっているのでしょうか?

インテリアコーディネーターの中にはフリーランスで世界を舞台にバリバリと仕事をこなす人も居ますが、一般的には設計事務所やインテリアショップ、内装関連の専門会社などに所属し活動している場合がほtんどです。企業に所属する以上、年収は一般的なサラリーマンとさほど変わりなく、300〜450万円程度と言われています。

多くの企業が勤続年数や役職、実績などによって決められた「固定給」を採用するために、「インテリアコーディネーターとしての感性が収入に反映されない」と感じている現役のインテリアコーディネーターも少なくないようです。デパートのインテリアコーナーやインテリアショップなどに所属している場合は、ディスプレイが売上に直結するために、成果次第で「インセンティブ収入」が期待できることもあるようです。

契約社員や派遣社員として活動するインテリアコーディネーターもいます。 この場合は収入が正社員よりも低くなりがちですが、時間的な拘束は少なめです。福利厚生も所属する企業の雇用規定に習うので、サラリーマンと同等だといえます。

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