インテリアコーディネーターの仕事|年収や資格の難易度は?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

居心地の良い空間は居るだけで癒されるものです。 居心地の良さの定義は人それぞれですが、人それぞれ異なる好みの色合いや素材を使い、趣味やライフスタイルに合った空間を演出するのが「インテリアコーディネーター」という仕事です。年収や資格、福利厚生やメリットなど、気になる職業事情を紹介します。

インテリアコーディネーターとは


https://www.photo-ac.com/

「居心地の良い空間で過ごしたい」という誰もが持つ漠然とした願望を現実の空間に具現化するのが、インテリアコーディネーターです。 インテリアコーディネーターは「どんな風に暮らしたいか」というユーザーの潜在的なニーズをヒアリングで炙り出し、抽象的なイメージからライフスタイルに合った具体的な住空間を演出します。

不特定多数のユーザーが空間を共有する飲食店なども、インテリアコーディネーターが活躍するフィールドです。ターゲットが不特定多数であるために、個人ユーザーに対するアプローチとは違った角度からコーディネートプランを作成します。住宅やインテリアなど空間を構成する製品に関する幅広い知識や専門的な技術などを駆使し、家具やカーテン、照明などをトータルプロデュースすることがインテリアコーディネーターには求められます。

インテリアコーディネーターの仕事


https://pixabay.com/

実際のインテリアコーディネーターの仕事は、インテリアのコーディネートを行うと言うよりも、快適な空間を造り出す空間プロデュースに近いかも知れません。インテリアコーディネーターには空間を構成する製品に関する幅広い知識や専門的な技術は確かに求められますが、知識や技術以上に求められるものが「空間に対する感性」だといえます。

無から創りあげる創造力やリノベーションで既存の空間を新しい空間に作り変える発想力を発揮しながら現場を監督し、時には作業に加わりながら仕事を進めていきます。インテリアコーディネーターは決して綺麗な仕事では無く、現場で埃や汗にまみれながらものを創りあげる職人的な要素も多分に含んだ泥臭い仕事だといえます。

インテリアコーディネーターの年収/勤務体系/福利厚生


https://pixabay.com/

華やかな仕事のイメージが強いインテリアコーディネーターですが、年収や勤務体系、福利厚生はどうなっているのでしょうか?

インテリアコーディネーターの中にはフリーランスで世界を舞台にバリバリと仕事をこなす人も居ますが、一般的には設計事務所やインテリアショップ、内装関連の専門会社などに所属し活動している場合がほtんどです。企業に所属する以上、年収は一般的なサラリーマンとさほど変わりなく、300〜450万円程度と言われています。

多くの企業が勤続年数や役職、実績などによって決められた「固定給」を採用するために、「インテリアコーディネーターとしての感性が収入に反映されない」と感じている現役のインテリアコーディネーターも少なくないようです。デパートのインテリアコーナーやインテリアショップなどに所属している場合は、ディスプレイが売上に直結するために、成果次第で「インセンティブ収入」が期待できることもあるようです。

契約社員や派遣社員として活動するインテリアコーディネーターもいます。 この場合は収入が正社員よりも低くなりがちですが、時間的な拘束は少なめです。福利厚生も所属する企業の雇用規定に習うので、サラリーマンと同等だといえます。

インテリアコーディネーターのメリット・デメリット


https://pixabay.com/

インテリアコーディネーターの業界は、有資格者にメリットが多いと言えます。なぜなら所属する企業によっては、インテリアコーディネーター資格の保有者に対して「特別手当」や「専門職手当」が支給される場合があるからです。

インテリアコーディネーターとしてのクリエイティブな仕事を希望しても、有資格者でない場合はアサインされないこともあります。 資格試験の受験費や勉強にかかる費用を補助してくれる企業もあるようですが、最初から有資格者であるほうが有利なことは簡単に想像できますね。

逆にインテリアコーディネーター資格はあまりにも専門的過ぎて、一般社会ではあまりニーズがありません。 インテリアコーディネーターとして活動するのには必要不可欠ながら、それ以外の業種でのニーズが少なすぎるのがデメリットだといえます。

インテリアコーディネーターに向いている人・向いていない人


https://pixabay.com/

インテリアコーディネーターを目指すのに特別な応募資格は存在しません。しかし「向き不向き」は存在します。

インテリアコーディネーターに向いているのは創造力や発想力が豊かな人 ・空間認識能力に長けている人 ・豊富な製品リストを把握し活用できる人 ・臨機応変に予算に合わせたコーディネートができる人などです。この条件にひとつでも当てはまる人は適性があると言えるでしょう。

逆にインテリアコーディネーターに向かないのは上記条件をクリアできない他に、「なんとなく恰好良さそうだからやってみたい」など動機が弱い人です。 花形職業のように持て囃されるインテリアコーディネーターですが、実情は地味で実直な仕事だといえるので、幻想を持って志望すると幻滅して挫折してしまうかもしれません。

インテリアコーディネーターの将来性


https://pixabay.com/

人の暮らしの営みがある限り、インテリアコーディネーターに対するニーズが途絶えることはないと考えられます。インテリアコーディネーターとしてのスキルを磨きながら、インテリアに関連する他の資格の取得を目指す努力も必要でしょう。

インテリアコーディネーターは平均年収で言えば特に高収入というわけではありませんが、向上心と努力次第では高収入を目指せる仕事です。 フリーランスになると、ユーザーや設計事務所などと直接契約が可能になります。自分の仕事の単価を自分自身で決められるのです。

もちろん実力が伴わなければ仕事はもらえませんので、経験の浅い人がフリーランスで生活するのは難しいと考えたほうが良いでしょう。人気コーディネーターになれば年収1,000万円以上を稼ぐことも夢ではありません。企業やインテリアコーディネーターの事務所などで最低でも10年以上の経験を積み、実力をつけ人脈を構築してから独立すれば、将来性はあるのではないかと考えられます。

インテリアコーディネーターになるには


https://pixabay.com/

正式には「資格がなければインテリアコーディネーターになれない」というわけではありません。 インテリアコーディネーターになるには2つの方法があります。

まず社団法人インテリア産業協会が主催する「インテリアコーディネーター資格試験」を受験し、インテリアコーディネーター資格を取得する方法があります。次にインテリアコーディネーターに弟子入りする、または企業でインテリアコーディネートの現場に参加し、現場から叩き上げでスキルを身に付ける方法があります。

どちらがいいということはなく、どちらの方法も一長一短です。企業に所属する場合、希望するクリエイティブな部署に配属されやすくはありますが、資格を持っていても経験がなければ現実的には戦力にはなりません。 現場で経験を積み上げることではじめて実務の力が伴ってくるのです。

インテリアコーディネーターに弟子入りする場合は、現場で経験を積むステージからのスタートなので効率的に感じるかもしれません。しかし体系的にインテリアコーディネートを学んでいなければ、現場での経験を実力に結び付けるのには時間が掛かってしまいます。

理想的なのは事前にインテリアコーディネーター資格を取得し、弟子入りして経験を積み上げる方法でしょう。 資格取得はあくまで有利にスタートライン立つアイテムであって、本当の財産は修行中に重ねられる経験そのものになります。

インテリアコーディネーター資格の難易度


https://pixabay.com/

インテリアコーディネーター資格は一次試験と二次試験があり、一次試験通過者のみ二次試験の受験資格を得られます。一次試験に通過し二次試験で不合格になっても、次年度から3年間は一次試験免除の措置が取られる免除制度があります。

通信教育で提供されている「インテリアコーディネーター講座」の標準学習期間は概ね8ヵ月とされています。 国家試験と比べると試験対策期間は短いですが、二次試験制ですので学習は決して楽な道のりではないでしょう。平成26年度の受験者数や合格率は次のとおりです。

一次試験:受験者数:8,907名、合格者数:2,648名、合格率:29,7%

二次試験:受験者数:3,633名(一次免除者 1,283名)、合格者数:2,297名、合格率:63.2%

※一次、二次を合わせた合格率:24.5%

インテリアコーディネーターになる魅力


https://pixabay.com/

インテリアコーディネーターになる魅力は「自分の感性を武器に勝負できる」ことです。 大型コンペでプレゼンテーションを行い案件を勝ち残った時の充実感や、幾度となくトラブルに見舞われながらも乗り切った現場の内覧会を迎え引き渡しを行った時の達成感など、その瞬間は幾度となく訪れるでしょう。

高い評価を得た時の満足感、世界を舞台に仕事ができるワクワク感、現場を進める仲間と共有できる連帯感など、様々な喜びを感じることができます。 どんなに経験を積んでも、年齢を重ねても、自分の感性を武器に勝負するインテリアコーディネーターであり続ける限り、その喜びは常にともにあるでしょう。

インテリアコーディネーターを志すあなた!エキサイティングな未来があなたを待っていますよ!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加