【そうだ、農業しよう】農業の気になる収入事情を徹底解説

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年代別農業収入


出典:写真AC

給与制を採用していない一般的な個人農家の場合、年代別の農業収入にあまり変化は見られないと言えるでしょう。一方給与制を採用する農業法人では、年齢によって給与に変化が見られます。 以下は米作を行う農業法人の給与体系の一例になります。

・20代前半:年収約270万円

・20代後半:年収約280万円

・30代前半:年収約320万円

・30代後半:年収約330万円

40代前半:年収約370万円

・40代後半:年収約415万円

・50代前半:年収約445万円

・50代後半:年収約440万円

・60代前半:年収約300万円

年収は経験を積むほどに上昇し、50代前半をピークにして、体力が低下すると言われている年代に入ると下降します。 農業法人によっては、さらに年間4ヶ月程度のボーナス支給がある場合もあるので、就農を希望する人は農業法人のリサーチをしっかりと行うべきでしょう。

兼業農家の農業収入

個人農家でも家族(世帯員)のうち1人以上が農業以外の仕事に従事している農家を兼業農家と呼びます。主な収入源が農業にある場合は第一種兼業農家、他の仕事にある場合は第二種兼業農家と分けられます。兼業農家の収入は農業以外の収入次第で変わってきますから、一口に兼業農家としての年収を算出することはできません。

しかしこれから就農しようと考えている方のために、兼業農家のための補助金制度を紹介しましょう。 政府は就農準備段階の補助金制度として「青年就農給付金」を設け、農業経営者育成教育のレベルアップのための助成を行っています。

最高年間150万円を最長2年間給付するというもので、先進農家や農業法人での研修期間中の所得の確保が目的とされます。 経営開始型というものもあり、就農5年以内の所得を確保するために最大年間150万円を給付します。 他にも様々な補助金制度が存在しますが、自分で申請する必要があります。 就農の際には経済産業省の公式サイトや、市区町村の助成金や補助金も確認することをおすすめします。

サラリーマンと比べて農業の収入は?


出典:写真AC

従来の農業に対するネガティブなイメージは「現金収入が見込めない」という印象に起因しているといえます。 しかし、現実的には農業は「やり方次第では稼げるビジネス」だといえます。

雇用の不安定化が続く中、「安定した収入を得られるサラリーマン」は今や見る影も無いといっても過言ではないほど過酷な環境に晒されています。 昇進や昇給が現実的でないと諦めてしまっているサラリーマンも少なくないでしょう。

平成28年には平均年収が500万円を突破した農業は今や成長著しい「花形産業」になりつつあるのではないでしょうか。 また農業法人に就農した場合も、既述した年代別の収入は一般的な給与レベルと比較して悪いものではないといえるでしょう。 ボーナスが支給される農業法人に就農した場合は高額所得者になるのも夢ではありません。

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