「抜き打ち」の意味と使い方|類語・対義語・英訳・言葉の背景

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抜き打ちの類語と対義語


出典:写真AC

「抜き打ち」の類義語としては、どのようなものがあるのでしょうか?順番に見ていきましょう。

「不意」は、意図せずにという意味の言葉で、「抜き打ち」と近い意味を持つ言葉だと言えるでしょう。違いとしては、抜き打ちが検査など大規模なことによく使われるのに対し、不意は小さなことに使われます。

「抜き打ち的に声をかけられた」「不意に荷物検査をされた」いずれも、通じないわけではありませんが、入れ替えたほうが良いですよね。

そのほかには、「スケジュールにない」「飛び込み」 などがあげられます。

いずれも、アポを取らずに物事をすることを意味しており、「飛び込み営業」などの用例で使われます。「飛び込み営業」をすれば、受付は「スケジュールにない来客です。」と言うことでしょう。

また、「予定外の」「想定外の」というのも類語と言えます。

「抜き打ち」と完全に反対の意味となる対義語はありませんが、似た意味を持つ「不意」や「飛び込み」の対義語にあたる「告知して」「アポありの」などは、「抜き打ち」の反対に近い意味を持つ言葉だと言えるでしょう。

抜き打ちを英語でいうと…


出典:写真AC

「抜き打ち」は、日本刀が語源の言葉なのでまったく同じ意味を持つ英単語はありません。そのため、通常は「予告なし」や「不意に」という意味を表す単語で表現します。いくつかの例とともに見ていきましょう

Unannounced”は、「発表されていない」という意味の単語です。「発表される」を表す”announced”に打消しの”un”がついた単語で、”unannounced inspection”「未発表の検査」つまり「抜き打ち検査」のように使います。

without (previous) notice/warning“は、「(事前の)予告なしに」という意味の表現です。

また、日本語で「抜き打ち」は「抜き打ち検査」の用例でよくつかわれますが、「抜き打ち検査」を表す英語表現ももちろんあります。”do a spot inspection/test/check”や、”a surprise inspection/test/check”などが当てはまり、inspection, test, checkはいずれも検査の意味です。

「抜き打ち」でも慌てないように

「抜き打ちで検査します」このように言われたらドキッとしてしまう方や、そのような経験を持つ方も多いのではないでしょうか?

抜き打ちで慌ててしまうのは、日ごろの準備が不足しているとき。いつ見られても良いように準備していれば、抜き打ちの検査も怖くないですね!今一度、日ごろの行動を確認してみると良いでしょう。

「抜き打ち」を生み出した刀に親しもう!

今回紹介した「抜き打ち」という言葉は、一本の刀が語源だということがわかりました。

現在、「敵を突然刀で切る」という場面には当然馴染みがありませんが、この言葉の生みの親とも言える、刀に親しむことができる体験があります。

映画・TVなどの時代劇の撮影や演出での激しい切り合いのシーン「殺陣(たて)」や据えもの切りができる体験が、職場体験の予約サイト「ココロミル」で掲載されています。実際に時代劇などにも出演している師範・女優のもとで体験できる貴重な機会です。

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