鶴岡八幡宮の見どころ①「大銀杏」(オオイチョウ)
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推定樹齢1,000年で30メートルの高さと7メートルの直径で本殿と並んで存在感を示し、「御神木」として親しまれてきた大銀杏をご存じでしょうか?
平成22年に強風で倒れてしまいましたが、切り株からは小さな若芽が芽吹き、ますますパワースポットとして知られるようになりました。
鶴岡八幡宮の見どころ②「段葛」(だんかずら)
「段葛」(だんかずら)は、源頼朝が北条政子の安産を祈願して造成させたとされる、約2kmにも及ぶ参道のことです。実は、場所により幅が異なっていて、鶴岡八幡宮に近づくにつれ短くなっています。二の鳥居付近では約3メートル、三の鳥居付近では約5メートル近くなっており、遠近法を活用し長く見えるよう工夫されています。
現在では車道より一段高くなった歩道として整備されており、左右には桜やつつじが植えられているため、春には桜の名所としても多くの観光客でにぎわいます。
鶴岡八幡宮のみどころ③「源平池」(げんぺいいけ)
出典:ウィキメディアコモンズ
源平池は、一つの池を源氏と平氏になぞらえて呼んだ池のことで、太鼓橋で分断されています。
太鼓橋の境内に向かって右が源氏池、左が平氏池と呼ばれており、源氏池には島が3つ、平氏池には4つあります。これは、「三」を「産」にかけて源氏繁栄を願い、「四」を「死」にかけて平氏の滅亡を願ったからだとか。
ちなみに、源平池にかかる「太鼓橋」は、重要文化財に指定されており、一気に渡ると幸せになるという言い伝えがありますが、現在は老朽化に伴い通行できなくなっています。
鶴岡八幡宮のみどころ④「旗上弁財天社」(はたあげ べんざい てんしゃ)
旗上弁財天社は、源氏池に浮かぶ神社で、後鳥羽上皇が、皇権回復を図り兵を挙げた承久の乱で、北条政子が御家人を集め旗上げしたことが名前の由来となっていて、現在も平家を表す白旗が掲げられています。
鎌倉の七福神の一つとされており、鶴岡八幡宮の中でも有名なパワースポットの一つです。
また、旗上弁財天社にある政子石は源頼朝が北条政子の安産を祈ったと呼ばれる石で、大きな標識等があるわけではありませんが、知る人ぞ知るスポットで、子宝や安産を求めて多くの人が訪れています。