北海道の郷土料理「鮭のちゃんちゃん焼き」のレシピ

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「鮭のちゃんちゃん焼き」は、ジンギスカンや石狩鍋とともに、北海道を代表する郷土料理。脂ののった鮭とたっぷりの野菜を鉄板で調理して、アツアツをいただくのが最高の味わい方です。

家庭でもフライパンやホットプレートで簡単にできるうえ、ごはんのおかずやお酒のつまみにぴったり! 野菜の色合いや盛り付けにこだわれば、おもてなしの一品としても重宝しますよ。

「鮭のちゃんちゃん焼き」のおいしいレシピをご紹介!

〔材料(2〜3人分)〕
鮭の切り身 2枚
バター 1かけ
もやし 80g
にんじん 1/2本
玉ねぎ 1/4個
キャベツ 50g
しめじ 1/2株
ピーマン 1個
パプリカ 1個
米油(サラダ油でもOK) 適量
塩こしょう 少々
〔味噌ダレ〕
味噌 大さじ3
酒 大さじ1
みりん 大さじ1
醤油 少々
はちみつ 少々

下ごしらえのポイント

まずは、ちゃんちゃん焼きの野菜を準備しましょう。冷蔵庫の余り野菜があれば何でも入れてOKですが、玉ねぎ、キャベツ、もやしはマスト! にんじんやパプリカなどの彩り野菜も忘れずに。

また、火の通りにくいにんじんは細切りに、食感を楽しみたいキャベツはざく切りにするなど、できあがりをイメージしながら適当な大きさにカットすると失敗がありません。

料理の主役、鮭について

一年を通していつでも手に入る鮭ですが、今の時期ならやっぱり秋鮭がおすすめ。秋鮭はほかの鮭に比べて身が引き締まっており、脂が少ないため、あっさりと仕上がります。バターや油との相性も抜群で、ひと手間加えることでさらにおいしくなる魚といえます。

〔作り方〕
1.鮭の切り身に塩こしょうをする。にんじん・ピーマン・パプリカは細切りに、玉ねぎは薄切りにカット。しめじは石づきを取ってほぐしておく。キャベツはざく切りにする。
2.味噌ダレを作る。ボウルにすべての調味料を入れて、よく混ぜる。
3.熱したフライパン(またはホットプレート)にバターを溶かし、鮭を身から入れて焼く。焼き色がついたら皮目も同様に焼く。ある程度火が通ったら、お皿に移しておく。
4.熱したフライパンに油をひいて、野菜を炒める。鮭を戻して味噌ダレをかけ、蓋をして2〜3分蒸し焼きにする。
5.食べる直前に鮭の身をくずし、野菜と味噌ダレも一緒に混ぜ合わせる。

料理にひと手間! 盛りつけのポイント

本来は鮭と野菜、味噌ダレを豪快に炒め合わせて味わう漁師町の料理ですが、おもてなし用に作るなら盛り付けにもこだわって。最初に鮭をバター焼きにしてから、炒めた野菜にのせて味噌ダレをたっぷりとかけましょう。

濃厚な味わいが好みなら、バターをさらに上にのせても。サーブしたその場で鮭の身をくずしながら混ぜ合わせれば、楽しいパフォーマンスになりますよ。

終わりに

ヘルシーだけれどタンパク質が豊富な鮭に、たっぷりの野菜で栄養バランスも満点! 寒くなるこれからの季節においしい鮭のちゃんちゃん焼き、ぜひ一度試してみてくださいね。

文・写真/ゆさ みずあ

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