リフォームとリノベーションの違い|メリット・デメリットもチェック

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最近、DIYという言葉が流行していることをご存知でしょうか。 これは、「Do it yourself」の略。つまり、自分自身で何でも身の回りのものを作ってみよう、という取り組みのことです。

かつては日曜大工として、休みの日にお父さんが手がける趣味として知られていました。

しかし、DIYの特徴は年齢や性別に限らず、多くの若い女性の間にまで流行していることです。それに合わせて、おしゃれなDIYショップなども人気となっています。 また、その流れで今大きな注目を集めているのが住宅のリフォームとリノベーションです。

現在は土地や建築費などが高く、新築物件を購入するということがとても難しい時代となってしまいました。そこで、あえて中古物件を購入し、リフォームやリノベーションによって自分たちの手で作り変えてしまおう、という動きが若い人たちの間で起こっているのです。

今回はそのリフォームとリノベーションについてご紹介します。

リフォームとリノベーション


出典:写真AC

ここで気になるのが、リフォームとリノベーションという言葉の違いです。 いずれも、古くなった建築物に手を加えるという意味では変わりません。同じような場面で用いられることも多いので、特にその区別を意識していない人も多いのではないでしょうか。

実際に、建築業界などでもリフォームとリノベーションを特に細かく定義しているわけではありません。業者によっても微妙に使い方が異なってくる場合もあります。

しかし、住宅をいったいどのように変えて、どのように過ごしたいのか。 その点を考える上で、リフォームとリノベーションの使い分けはとても大きな意味を持ってくるのです。

リフォーム=「修復・改善」


出典:写真AC

リフォームというのは、英語で「改正」や「改善」といった意味です。ただし、英語では住宅について用いることはありません。 日本では、主に衣類の仕立直しなどのことをリフォームといっていましたが、最近になって住宅の改修に用いられるようになりました。

「改善」というように、住宅のすでに古くなってしまった部分や壊れてしまった部分、また汚れた部分などを新しく使えるように直すことをいいます。つまり、マイナスの状態からゼロの状態に、元に戻す作業をリフォームと呼んでいます。

例えば、壁紙やクロスの張替え、キッチンやトイレなど水回りの整備、外装の塗り直しなどがリフォームのうちに挙げられます。 アパートやマンションでは退去者が出ると、リフォームによって新しい入居者を受け入れる準備を行うこともあります。

リノベーション=「刷新・デザイン向上」


出典:写真AC

リノベーションというのは、英語で「刷新」や「修復」といった意味です。こちらは英語でも、住宅について用いられる言葉です。 「刷新」というように、古くなった建物を現代風に合わせたり、デザインを向上させたりする場合に用います。

元の状態に戻すリフォームに対して、元の状態にプラスで新しい機能やデザインなどを取り入れることがリノベーションです。

例えば、耐震性を高めるための壁の補修。また、家族の人数に合わせてキッチンやリビングを広くする、といった工事が挙げられます。 近年では、住宅の構造部分となる外壁や骨組みだけを残し、内装からすべて新しくする「スケルトンリノベーション」も増えています。

オフィスビルをまるごと住宅用のマンションに改修するのもリノベーションの一種です。この場合は、「コンバージョン」というケースもあります。

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