【うららか】知っておきたい形容詞の意味や由来|「ゆらゆら」が語源?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 「うららかな春の日差しに誘われて、土の中からは様々な植物の芽が顔を出しました」「作業をしようと庭に出たのにそこでうたた寝をしてしまったのは、昼下がりのうららかな陽気があまりにも気持ち良かったからだ」など、「うららか」という言葉を使った文章は日常生活においても時々見受けられるものです。

よって、その意味はなんとなく感覚的に分かる、それを雰囲気で使っている、といった人も多いでしょう。しかしながら、厳密には「うららか」という語の本当の意味はどのようなものなのでしょうか。

ここでは、その意味や由来、用いられる場面などについて解説していきたいと思います。

うららかの意味


出典:ぱくたそ

「うららか」という言葉は、漢字では「麗らか」と書くことができます。なのでその意味も「麗」という漢字から推測することのできる、麗しい、美しいといった内容が含まれるものです。

大きく分けて3つの意味があり、1つは晴れた空が広がっていて、柔らかくのどかな日差しが差し込まれているというもの。もう1つは雰囲気や空気、声などに曇りがなく、晴れ晴れとしていて明るい、朗らか、楽しげであるというもの。

最後の1つは、心が穏やかでおっとりしており、隠し事などがなくわだかまりを感じないといったものです。

うららかの由来・言葉の背景

「うららか」の語源は、上でも書いた通り漢字の「麗」と共通しています。美しさ、上品さを表す「うらら」に接尾語がついた結果として「うららか」という言葉は生まれました。

では、その「うらら」という単語はどのような過程を経て成立したのでしょうか。諸説あるものの、ゆったりしているという意味を表す「ゆらゆら」という言葉から転じて「うらうら」という言葉ができ、それが短縮されて「うらら」という単語になったとされています。 

うららかの例文


出典:ぱくたそ

「春うらら」という言葉があるように、「うららか」はその意味から、暖かい春の日のような過ごしやすい環境を表す際に用いられることが多いです。

例文としては、「昨日は気温が10度しかなく、雪が降るのではないだろうかと思ってしまうほどの寒さだったのにもかかわらず、今日はうって変わって暖かい春を感じさせるうららかな日だ」

「公園の広い芝生に寝そべり、空を見上げながら過ごす春の午後はとてもうららかだ」といったものを挙げたいと思います。

また、「うららか」は天気や環境ばかりでなく気持ちに対しても用いられる言葉なので、その場合には「試験前に分からなかったことが全て解決したので、今の私はうららかな気分になっている」

「喧嘩をしていた旧友と仲直りし、新しい友人とも大分親しくなることができたので、今の私の心はとてもうららかだ」といった形で使うことが可能です。

日本人なら知っておきたい国語の知識「国語」の記事一覧

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連するキーワードから探す