種無しぶどうのおすすめ品種5選|種無しぶどうができるまで

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種無しぶどう5種④

ナガノパープル


出典:写真AC

ナガノパープルは、1990年に長野県果樹試験場で巨峰とリザマートをかけ合わせて作られた黒ぶどうです。品種登録は2004年に行われました。 皮が果実とくっついて、そのまま食べられるのが特徴です。長野県では種無しぶどうのナガノパープルを売り出しています。 濃い紫色で、濃厚な甘味にくらべると酸味は少し抑えめです。

とても香りがよく、皮ごと食べるので、独特の渋味がアクセントとなっています。 その名称からも分かるように、現在のところ長野県以外では生産されていません。 市場には食べごろとなる9月上旬ごろから出回ります。中旬から下旬にかけて出荷のピークとなり、10月上旬まで店頭に並んでいます。

種無しぶどう5種⑤

デラウェア


出典:Wikimedia Commons

デラウェアは、1850年にアメリカで見つかった野生種の赤ぶどうです。その5年後に、アメリカのオハイオ州デラウェアで地名を取った名前がつけられました。 日本には明治初期の1872年に伝わり、それ以来、安価なぶどうとして長く日本国民の間で親しまれてきました。

小粒ながらとても強い甘味と酸味で、ほのかな香りがあります。皮がとてもむきやすく、食べやすいのも特徴のひとつです。 近年ではほかのぶどうも手ごろな価格になってきたので、生産量はこの30年で半分以下に減ってしまいました。しかし、食べやすい種無しぶどうが作られるなど、まだまだ根強い人気のある品種です。

生産量は山形県がトップで、国内生産量の40%近く。さらに山梨の20%以上、大阪の10%以上と続きます。この3県だけで、じつに7割以上の生産量となります。 ハウスものは5月ごろから出回り、6月ごろにピークを迎えます。露地ものは7月から8月ごろが旬となります。山形県産のものは時期が遅く、9月中にも見ることができます。

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