成田弦まつりでは、津軽三味線が演奏される
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千葉県成田市に位置する成田山新勝寺(なりたさん しんしょうじ)は成田不動の呼び名で親しまれ、多くの参拝者で賑わう寺院として知られています。1993年から成田山新勝寺で催されているのが「成田弦まつり」で多くの催しのなかに「奉納津軽三味線大演奏会」があり、例年約130人近くの津軽三味線の演奏家が成田に集まります。
新勝寺大本堂前で行われる奉納津軽三味線大演奏会は、成田弦まつりの目玉として多くの参拝者や観客で賑わう人気のイベントですが、それ以外にもけやぐ三味線バトルや津軽三味線体験会などが開催され、成田山新勝寺は1日中津軽三味線の音色に包まれます。
成田弦まつり(成田山新勝寺)
会場住所:千葉県成田市成田1番地
電話:0476-22-2111
開催期間:2018年は10月20日(土曜日)・21日(日曜日)奉納津軽三味線大演奏会は20日を予定
開催時間:10:30~17:00(けやぐ三味線バトル11:45~13:15・津軽三味線体験会14:15~15:15は20日を予定)
演奏時間:16:20~17:45(奉納津軽三味線大演奏会)
アクセス:JR、京成電鉄共に「空港第2ビル駅下車、徒歩約8分」
公式サイト:http://www.naritasan.or.jp/
津軽三味線は心を打つ鎮魂歌
出典:写真AC
かつて決して豊かだとは言えなかった津軽の地で生まれた津軽三味線は、最下層の身分であった坊様(ボサマ)と呼ばれる盲目の旅芸人たちの門付け芸として演奏技術が磨かれました。
世界的に評価が高いJAZZやBluesが黒人奴隷たちの手で作り上げられたように、津軽鵜三味線には言われもなく虐げられた人たちの苦悩や悔しさが投射されているのかもしれません。
もし仮に津軽三味線が単に音が大きくて速弾きの音楽であったのなら、聞き手に大きな感動を与えるものには成り得なかったでしょう。
津軽三味線はかつて虐げられながらも力強く生き抜いた坊様たちへの鎮魂歌だからこそ、多くの聞き手の胸を打つのかも知れません。
オリジナルの三味線作りを体験してみよう!
今回、青森県で有名な津軽三味線についてご紹介しました。そこで、大人の職場体験予約サイト「ココロミル」では日本初の細棹(ほそざお)三味線を1から自分で作れる体験を掲載しています。
他ではできない貴重な体験ですので、是非チェックしてみてください!