長野県の日本酒おすすめ8選|味わい・飲みやすさ・特徴をチェック

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長野県のおすすめ日本酒その6「夜明け前」


出典:写真AC

長野に限らず、全国でも上位の酒蔵として知られている小野酒造の「夜明け前」は、フルーティーで味の変化も楽しめる日本酒です。長野の酒蔵の中でも、全国新種鑑評会において何度も金賞を受賞している酒蔵で、完成度の高い日本酒がそろっています。

中でも、「夜明け前」は厳しい寒さの長野の地の利を活かし、伝統的な手作りを忠実に守りつつ、中央アルプスの霊峰「霧訪山」からの伏流水を仕込みに用いるなど、この地でしか製造できない仕上がりになっています。

最適な条件で生み出された夜明け前は、雑味が少なく、穏やかで優しい味わいの中にキレが良く、飲みやすい日本酒になっています。開封してからも味の変化が見られますので、時間をかけて楽しみたい日本酒です。

長野県のおすすめ日本酒その7「幻舞」


photo by regvn

酒千蔵野の「川中島 幻舞」は、透明度の高さを日本酒にしたような、綺麗で華やかな香りと味わいが楽しめます。大吟醸は第54回長野県清酒品評会において優等賞を受賞しており、メロンのような豊潤な香りとすっきりとした酸味は、飲みやすくくせになる美味しさです。

また、特別本醸造は淡麗で旨みや酸味、甘みなどのバランスが絶妙です。独特な風合いが料理を引き立て、食が進む日本酒です。こちらの蔵元は長野県でも最も古く、日本国内においても7番目という老舗中の老舗です。

完成度の高い日本酒を、高いコストパフォーマンスで提供したいというスタンスで丁寧に醸造しており、購入者からの満足度も高いです。購入してから味わいの変化を楽しめる点も、多くのファンの心をつかんで離さない理由の1つです。

長野県のおすすめ日本酒その8「黒沢」

黒沢酒造の「黒沢」は、生もと仕込みの日本酒で、甘すぎず、フレッシュな風合いが飲みやすいです。こちらの蔵元は全国でも屈指の高い標高で、地元の酒米や自家栽培の酒米を用いて、長野らしい日本酒を製造しています。

高原ならではの澄み切った空気や豊富で清冽な湧き水に恵まれており、長野の湿度が低く冬の寒さが厳しい環境を活かし、高品質な日本酒を造り続けています。

黒沢」は開封したばかりの頃はオイリーな甘さや苦味が強い味わいですが、しばらく置いておくと、ドライな酸味を強く感じられるようになります。自分の好みのタイミングを探す楽しさもあり、リピーターも多い日本酒です。

隠れた銘酒が豊富な長野の日本酒

長野県の日本酒の魅力は、知名度が高くないにもかかわらず、数多くの賞を受賞するような名酒が多数あるところです。丁寧な製造やこだわりの原料のため、他の地方の蔵元のように量産することは難しいものの、一つ一つ大切に作られた日本酒はいずれも深い味わいがあり、予期せず素晴らしいお酒に出会った時の喜びが格別です。

また、アルプス山脈から湧き出てくる豊富な水は、日本酒の仕込みだけでなく、地元の良質な酒米を育てるときにも役立っており、他の地域では味わえない複雑な香りを楽しめます。

良く知られている銘柄を購入するとはずれはないですが、運命の出会いともいえるような最高の日本酒に巡り合える可能性もありますので、長野の日本酒にも挑戦してはいかがでしょうか。実際、知人に紹介された、飲んだことがないので試してみたという軽い気持ちで飲んだ結果、すっかりファンになったという人も少なくありません。

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