【2019年度版】奈良の日本酒おすすめ8選|甘口から辛口まで

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Photo by Tatsuo Yamashita

奈良県は、東北地方のように全国的に知られている日本酒の生産地ではありませんが、歴史は非常に古く、日本酒発祥の地といわれています。諸説ありますが、米を発酵させた日本酒ができたのは、奈良時代頃といわれています。

今回は、奈良の日本酒についてご紹介します。奈良のおすすめの日本酒も紹介しているので是非、こちらを参考にお気に入りの日本酒を見つけてみてください。

奈良の日本酒とは

奈良は高原の豊かな伏流水や、寒冷地ならではの酒造りに適した気候、澄み切った空気など、質の高い日本酒を作るのに向いている地域です。今でも、数多くの奈良の日本酒が多くのファンを魅了しています。

 奈良の日本酒はなぜできたのか


出典:写真AC

たまたま米が水に濡れたことにより糖化作用が発見され、これを利用して米を発酵させて日本酒が醸造されるようになりました。中世になると、寺院で酒造りが行われるようになり、僧房酒と呼ばれる奈良の地酒が多く作られるようになったのです。

中でも、奈良の正暦寺の「菩提もと仕込み」による酒は非常に上質であるばかりか、現代でも酒造りの基本となっている諸白作りや火入れ殺菌法まで開発されていました。当時は奈良酒は高級酒の代名詞でもあったのです。

奈良の日本酒おすすめ8選

では、早速、日本酒発祥の地である奈良の日本酒がどのようなものがあるのか見ていきましょう。定番の銘柄からこだわりの地酒までおすすめの奈良の日本酒を8選にしてご紹介します。

自分用にはもちろん、お土産や贈り物にもぴったりな日本酒が多くあるので、是非、こちらを参考にお気に入りの一本を見つけてみてください。

奈良県のおすすめ日本酒その1【春鹿】

超辛口の味わいが人気の一本


出典:写真AC

奈良県でおすすめ日本酒はいくつかありますが、今西清兵衛商店の「春鹿」は、シャープな味わいの超辛口が人気の日本酒です。

奈良には様々な甘口、辛口のお酒がありますが、春鹿は辛口を中心としており、雑味がなく、すっきりとした味わいながら、うまみやまろやかさで辛さを和らげています。

銘柄名は春日の大社と神の使いである鹿からつけられており、その名にふさわしく、凛とした切れ味が淡白な魚介類にもぴったりです。原料の米をしっかり磨き、菩提もと仕込みで丁寧に作り出した繊細な味わいは、海外でも高く評価されています。

種類 純米
アルコール分 15%
原料米 五百万石
精米歩合 60%
日本酒度 +12

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奈良県のおすすめ日本酒その2【風の森】

まるでスパークリングワインのようなお酒


出典:写真AC

油長酒造株式会社の「風の森」は、発酵時の炭酸ガスやフルーティーな香りが、日本酒とは思えない飲み口の良さです。スパークリングタイプの日本酒はお酒本来の辛さやアルコールの強さを感じにくいため、あっさりした味わいの料理に合わせたときや日本酒が苦手な人にも飲みやすいです。

奈良で始まった火入れによる加熱殺菌は伝統的な日本酒の製法として知られていますが、風の森はしぼったままの生酒を一年間通して販売しており、自然な発泡や濃厚な甘みを重視しています。口に含んだときにはボリュームのある香りや味わいが強く感じられ、喉を通るときにはシャープな味わいですっきりとまとめます。

生酒の安全管理は火入れをした日本酒よりも大変ですが、古くから日本酒を製造していた奈良のノウハウを活かし、タンクメーカーとの共同開発を行い、リスクを最低限に抑えています。発泡がある時とない時で味わいが異なる点も特徴的です。

種類 純米
アルコール分 17%
原料米 秋津穂
精米歩合 65%
日本酒度 +2.5

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奈良県のおすすめ日本酒その3【花巴正宗】

優しい味わいとキレが楽しめる欲張りな一本


Photo by Jun OHWADA

美吉野醸造の「花巴正宗(はなともえまさむね)」は、奈良の日本酒の中でも、年間を通して美味しく飲める定番のお酒です。酒質に合わせて米を選択し、大峰山系の伏流水の井戸水を使って仕込みを行っています。

酵母を添加しているもの、無添加のものをブレンドしたことにより、熟成間のある優しい味わいやフルーティーな喉越しを味わえます。それでいて、キレの良い酸味が日本酒全体をまとめていますので、日本酒に料理が負けるようなこともありません。

冷酒で飲んでも、熱燗にしても美味しく飲めるお酒です。米の旨みと醸造による酸の強さのバランスを追求した日本酒となっています。

種類 純米
アルコール分 16%
原料米 吟のさと・日本晴
精米歩合 70%
日本酒度 +4

奈良県のおすすめ日本酒その4【八咫烏】

数量限定!幻の米からできているお酒


出典:写真AC

奈良酒の中でも評価の高い「八咫烏(やたがらす)」はいくつかバリエーションがありますが、ササニシキやコシヒカリの2代前にあたる亀の尾という幻の米を使ったシリーズは、独特の甘さと爽やかな辛口のバランスが良く、数量限定発売ということもあって常に品薄の状態です。

また、山田錦を半分以下にまで磨いたやたがらすは、全国新酒鑑評会用に出品されたほど高品質な大吟醸です。米本来の味がはっきりしているまろやかな味わいで、喉越しが良く、飲みやすいです。

種類 大吟醸
アルコール分 16%
原料米 山田錦
精米歩合 50%
日本酒度 +4

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