障子紙とは普通の紙とは違い、強度が高く太陽光などの光の透過が良く、通気性もよく、さらに変色しにくいという特徴をもっている、障子を張る際に使う紙のことをいいます。
かつては楮(こうぞ)を原料にした手すきの和紙を使用していましたが、現代では化学繊維を用いたものも普及しています。
障子紙は自分で張り替えることができる!
自分でできる障子紙の張り替え方には、最も一般的な「のり張り」、便利で簡単な「両面テープ張り」、そして剥がす時にも手軽な「アイロン張り」の3種類の方法があります。
わざわざ業者さんに頼むことなく、どの方法でも自分で手軽に障子紙を張り替えることができますので、障子のあるご自宅では是非挑戦してみましょう。
障子紙を張り替える際に必要な道具・材料
出典:写真AC
障子紙を張り替えるためには、それに適した専用の道具や材料が必要になります。それぞれの張り替えの方法別に、どのようなものがあるのか、実際にご紹介していきましょう。
「のりで貼られた障子紙を剥がすために必要な道具」
・障子剥がし剤(なくてもできるがあれば便利) ・スポンジ ・ヘラ ・雑巾
「両面テープで貼られた紙を剥がすために必要な道具」
・ドライヤー ・ヘラ(両面テープのべたつきが残っていた時にあると便利) ・雑巾
「アイロンで貼られた紙をはがすために必要な道具」
・アイロン ・スポンジ ・ヘラ ・雑巾 「のり張りに必要な道具」 ・定規(できれば専用カット定規) ・カッター(できれば専用カッター) ・のり用トレイ ・のり刷毛 ・マスキングテープ(なくてもできるがあれば便利)
「のり張りに必要な材料」
・のり張りタイプの障子紙 ・障子のり ・霧吹き(あると仕上がりがキレイになる)
「両面テープ張りに必要な道具」
・定規(できれば専用カット定規) ・カッター(できれば専用カッター) ・はさみ ・マスキングテープ(なくてもできるがあれば便利) ・ヘラ ・雑巾 ・霧吹き(あると仕上がりがキレイになる)
「両面テープ張りに必要な材料」
・障子紙(強度の強いプラスチックタイプが最適)
「アイロン張りに必要な道具」
・アイロン ・定規(できれば専用カット定規) ・カッター(できれば専用カッター) ・延長コード(必要に応じて) ・霧吹き(あると仕上がりがキレイになる)
「アイロン張りに必要な材料」
・アイロン張り用障子紙