日本は全国いろんな箇所に温泉がある温泉大国ではありますが、 中でも群馬県は特に温泉が多い地域として知られています。 とくに有名な「草津温泉」は日本三名泉のひとつとして知られ、 群馬の温泉の中でも抜群の知名度です。
群馬には、宿泊できる温泉地だけでも100か所以上、泉質は9種類あるといわれています。 これだけたくさんの温泉があるので、泉質もさまざまです。 お肌や健康状態によって、その日のお湯を決めるのも楽しみ方のひとつです。 群馬の温泉は、古いものは大和時代や奈良時代に発見されました。
歴史が定かではないですが、昔から親しまれていたものから、 昭和や平成になってから発見された新しい温泉地もあります。 群馬は新旧入り混じる関東一の温泉天国といっても過言ではありません。
群馬のおすすめ温泉①草津温泉
日本三名泉の一つ!
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群馬の温泉の中でも一番有名な草津温泉です。草津温泉は日本三名泉(草津・有馬・下呂温泉)の一つに数えられている有名な温泉です。
草津温泉はとても大きな温泉街で旅館やホテルなどが130軒以上あります。旅館やホテルの周りには、おみやげ屋さんや飲食店なども多く、草津全体が温泉リゾート地でもあります。
近くには見どころもたくさんあり、草津国際スキー場や白根山湯釜や弓池など温泉以外にも楽しめそうな場所がたくさんあります。
泉質 | 基本的には酸性泉(酸性低張性高温泉)。場所によっては硫黄泉などもあります。 |
効能 | 神経痛・筋肉痛・関節痛や病後回復・疲労回復などに効果があります。 |
【住所】
・吾妻郡草津町草津
【アクセス】
・東京方面から電車で約3時間程度。
・新宿駅・名古屋駅からは直通高速バスの運行もあり。
群馬のおすすめ温泉②伊香保温泉
”浴場にタオル”の文化を作った
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伊香保温泉は群馬県の渋川市にあるレトロな街並みが素敵な温泉街です。群馬の県の温泉では、草津温泉と並んで有名なのがこの伊香保温泉。
伊香保温泉は独特な茶褐色「黄金の湯」と無色透明の「白銀の湯」の2種類の温泉が湧いているのが特徴です。
また、現在の温泉旅館では一人に一枚、新しいフェイスタオルが用意されて、浴場に持ち込んで使うというのが習慣になっていますが、この習慣を作ったのが伊香保温泉といわれています。
昔はもちろん、フェイスタオルではなく手ぬぐいでした。黄金の湯に入ると、だんだんてぬぐいが茶色く染まっていきます。人々はその茶色く染まったてぬぐいを伊香保温泉に行った「あかし」として持ち帰るのがステータスといわれていたそうです。
<黄金の湯>
泉質 | 黄金の湯…硫酸塩泉です。鉄分が含まれ、空気に触れると茶褐色になるのが特徴です。 |
効能 | 硫酸塩泉です。鉄分が含まれ、空気に触れると茶褐色になるのが特徴です。 |
<白銀の湯>
泉質 | メタけい酸単純泉です。無色透明無味無臭で、低刺激で、高齢者や病後の方に向いています。 |
効能 | 病後回復期、疲労回復、健康増進など高齢者の方や病後などに。 |
【住所】
・渋川市伊香保町
【アクセス】
・首都圏から電車で3時間程度。渋川駅で降車。
・首都圏より新幹線で1時間半程度。