舞妓の仕事を紹介|気になる年収や舞妓になるための適年齢は?

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舞妓になるメリット・デメリット


photo by kyoto flowertourism

舞妓は礼儀作法や身だしなみ、振る舞いといったお座敷でお客さんをもてなすのに欠かせない作法をみっちりと修行で教え込まれます。そのため、たとえ20歳前後で芸妓さんにならずに他の職業に就くとしてもその礼儀正しさや振る舞いはどこに行っても恥ずかしくない誇りになります。

また、舞妓としての修行の期間の生活を置屋が保証してくれるシステムがあるので、中学校を卒業してすぐでも生活の心配をしなくても良いところはメリットだといえます。

デメリットとしては、芸妓になるための舞妓の修行がとても厳しいことです。生活習慣でさえ修行の一部なので、一時も気を緩められません。舞妓として厳しい修行に耐え抜く覚悟が必要です。

また、舞妓を辞めてしまった場合、最終学歴は中学校卒業になってしまい、就職で有利とはいえない学歴になってしまいます。やはり、一度舞妓になると決めたらそれを貫く覚悟が求められる仕事です。

舞妓に向いてる人、向いてない人

舞妓に向いているのは厳しい修行を耐え抜ける根性のある人や、絶対に舞妓になりたいという強い思いを持っている人です。これがない人には辛い仕事になりますし、お客さんを楽しませる仕事なので、人と接するのが苦手な人には不向きな仕事でしょう。

舞妓の将来性


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舞妓は日本文化を代表する存在で、唄や踊り、三味線の伝統芸能を次の世代へ伝えていく貴重な存在としても重宝され、価値は高まっていくと思われます。最近は花街の「一見さんお断り」の文化も緩み、観光客向けのお座敷が登場しています。

外国人観光客の増加による需要も見込めるため、活躍が期待できます。

近年では京都で開催される国際的な催しにも舞妓が呼ばれて来客をもてなすなど、日本を代表する歴史的・文化的な存在として舞妓が認識されています。さらに活躍の場が広がることが今後も期待されます。

舞妓になるには


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舞妓になるのに特別な資格は必要ありませんが、ある程度の容姿が求められるのはもちろん、身長は約160cmまでという制限も設けられています。 長い時を経て受け継がれている置屋での育成の仕組みが整っているため、舞妓になりたい場合はまず置屋に入る必要があります。

置屋に入るのは中学校卒業後の15歳頃が望ましいため、人生の早い時期でその後の将来を決定づけるといっても差し支えない重大な決断を迫られることになります。

これは親にとっても同じことで、自分の娘を置屋に預ける決断をしなければなりません。

お世話になると決めた置屋さんで親子揃って面接を受け、厳しい修行に耐えられるか、向いているかどうかを置屋のお母さんに判断されます。

見事適性があると判断されれば置屋で舞妓になる前の見習いの「仕込み」期間に入り、舞妓としての第一歩の修行を開始することになります。

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