太神楽とは?|歴史や伝統芸能として発展した過程を紹介

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太神楽が見れる場所や時期


出典:写真AC

日本の伝統芸能である太神楽は発祥の地と伝えられている伊勢神宮や熱田神宮では現在でも太神楽の奉納が行われています。しかし定期的に奉納されているものではないので、伊勢神宮や熱田神宮の公式サイトから、太神楽奉納のスケジュールを探す必要があります。

各地の神社の祭事やイベントに太神楽社中が出演していることはありますが、情報発信が十分にされていないため公演を見つけるのは難しいと言えるでしょう。

しかし太神楽社中が活躍の場とする寄席では太神楽社中の技を見ることができます。 東京の寄席の1つである「浅草演芸ホール」では色物や曲芸と呼ばれる太神楽社中の公演を見ることができます。

現在公式サイト内で公表されている公演スケジュールの中にもほぼ毎日昼の部、夜の部共に曲芸を披露する太神楽社中の名前を確認することができます。翌月の公演スケジュールまで公開されているので、寄席に太神楽を見に行く際には一度公式サイトで公演スケジュールを確認して下さい。

浅草演芸ホール公式サイト:http://www.asakusaengei.com/first/ 

柔軟に姿を変えて現在に伝わる太神楽

古くは魔を払う神事芸能、そして大衆芸能、舞台芸能と柔軟に姿を変えながら行き続けてきた太神楽ですが、現在は絶滅の危機に瀕していると言えるでしょう。確かに高い技術力を求められる太神楽の技は、娯楽の中心にテレビがあった時代にはそぐわなかったのかも知れません。

しかし、情報発信ツールが劇的に進化した現在長い修行の結果手に入れることができる太神楽の技が見直されても良い時代になったと言えるでしょう。

ジャグリングという欧米発のパフォーマンスの人気が高くなっていますが、古くから日本に伝わる和製ジャグリングである太神楽にも、観衆を熱狂させる技が多く存在します。太神楽で演じられる匠たちの技を見に行ってみるのも面白いのではないでしょうか。

太神楽について気になった方にはこちらがおすすめです。

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