緑茶の効能②
殺菌作用
出典:写真AC
緑茶には、殺菌の効能もあるといわれています。茶カテキンは殺菌成分としても知られており、体内の細菌の働きを弱めるため、食中毒や虫歯の予防にもなりますし、赤痢菌やコレラ菌、ピロリ菌といった重篤な症状を引き起こす菌類の増殖を抑えます。
また、悪臭の原因となる細菌類にも殺菌効果が働くため、口臭や体臭の改善という効能も期待できます。風邪やインフルエンザなどの感染症にも効能が期待されますので、冬場には特に緑茶を積極的に飲むようにしましょう。
緑茶の効能③
中性脂肪を減らす
出典:写真AC
ダイエットに興味を持っている人、中性脂肪が気になる人におすすめしたいのが、緑茶です。緑茶には脂肪燃焼効果を高める効能があるといわれており、マウスを使った実験でも脂肪がつきにくいという結果が出ています。緑茶に含まれるタンニンが脂肪を分解する酵素の働きを高めてくれるのです。
さらに、タンニンには胃腸の働きを活性化する効能があり、便秘解消にも役立つといわれていますので、デトックスも期待できます。ダイエット中はビタミン不足になりがちですが、緑茶には各種ビタミンが豊富に含まれているため、健康を維持しながら脂肪を落としたい時にもおすすめです。
緑茶の効能④
認知症予防
出典:写真AC
多くの人がかかりたくないと考えている認知症についても、緑茶を飲むことで効能が期待できるという調査結果が出ています。65歳以上の成人を対象に調査を行った結果、普段から緑茶を多く飲んでいる人は、年齢を重ねても入浴や食事、着替えなどの日常生活が自分でできる割合が高くなっていました。
緑茶を全く飲まない人に比べると、緑茶を毎日飲む習慣がある人の認知症、あるいは軽度の認知障害のリスクは、およそ7割も低かったといわれています。このことから、緑茶を飲み続けることで、体だけでなく脳の老化も遅くなる効能が期待できることが分かります。
緑茶の効能⑤
高血圧症予防
出典:写真AC
成人病の一つである高血圧症は、死ぬまで薬を飲み続けなければならず、動脈硬化などの生命にかかわる重篤な症状を併発する恐れもある、危険な病気です。緑茶には、心臓の動脈を柔軟にして、血圧の変化にスムーズに対応できる効能があるといわれています。
また、緑茶に含まれるフラボノイドは抗酸化物質の一つであり、内皮細胞を活性化させて血管を詰まりにくくします。さらに、緑茶には血圧上昇物質の生成を阻害する効能が期待できる上、善玉コレステロールを体内に増やし、動脈硬化を予防するという発表もなされています。
緑茶の効能⑥
消臭作用
出典:写真AC
自分では気づきにくい口臭や体臭は、時として人間関係を悪化させる要因にもなります。緑茶が持つ殺菌の効能は、口臭の原因となる歯や歯茎に付着した食べ物のカスから繁殖する細菌の働きを抑えます。さらに、お茶を飲む時に口内についている食べ物のカスや細菌を洗い流し、緑茶が持つ爽やかな香りに替えてくれます。
また、体臭の原因の一つである便秘になると、有毒なガスや老廃物が血液に混ざり、悪臭を発するようになります。緑茶を飲むことで体臭の元となる便秘を改善し、腸内の有毒ガスや老廃物を出して体臭を軽減させるのです。