寿司の日って何?│意外と知らない寿司の豆知識

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

寿司には業界用語がある!?寿司の日に使ってみよう!


出典:写真AC

寿司の日を提言した寿司業界には、実に様々な独特の業界用語が存在します。代表的なものとして「あがり」「むらさき」というものがあります。 あがりはお茶を指します。生ものを使用した寿司を楽しんだ後に口の中に残る味を洗い流すために、寿司店ではお茶を提供しています。

かつて食後にお茶を飲み口直しをしたところから双六の中でゴールを意味する「あがり」が使われました。あがりには「お会計」の意味も含まれています。 むらさきは醤油を指す業界用語です。語源はいたって単純で小皿に差した醤油の色合いからきているといわれています。 数の勘定も寿司業界は独特です。

地方によって若干の違いはありますが、例えば1から10はピン、リャン、ゲタ、ダリ、メ、ロンジ、セイナン、バンド、キワ、ピンコロと呼びます。ピンはポルトガル語のPintaから、リャンは中国語の両(リャン)、ゲタは下駄の鼻緒の穴数などからきています。

顧客に理解できない洒落っ気の強い業界用語を使うことから、寿司文化を育てた粋な江戸の寿司職人の気質が伺えますね。寿司の日も、そんな洒落っ気が強く残る寿司業界だからこそ、提言できたのかも知れません。

寿司の日を味わおう!


出典:写真AC

回転ずしの登場で寿司は随分と身近なものになりました。本来江戸の町では寿司はファーストフードの扱いであったことから、原点回帰が進んでいると言えるでしょう。しかし長い歴史を持つ日本の寿司文化は世界に誇れるレベルにまで成長しています。

寿司の日ができたことも、そんな寿司の人気具合を表していると言えますね。

寿司の日をきっかけに、日本の伝統的な食文化を守り続ける「寿司店」に足を運んでみては如何でしょうか?必ず満足のできる技量を楽しむことができるでしょう。

また、寿司の日には、お店に訪れてくれるお客様への感謝の気持ちとして、いろいろな寿司店でキャンペーンを行っていることが多いんです。修行を積み重ねた寿司職人の手から生み出される寿司は、1貫1貫が芸術品と言っても過言ではないでしょう。 

みなさんも、ぜひ「寿司の日」を楽しんでくださいね。

寿司職人の仕事を紹介|気になる年収や必要な資格は?

大人の職場体験予約サイト「ココロミル」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連するキーワードから探す