沖縄の梅雨の時期に咲く花「イジュ」
沖縄の梅雨明けを彩る花「イジュ」。イジュは沖縄と奄美地方に固有の種で、常緑性の木に咲く白く可憐な花びらが特徴です。イジュの樹皮には毒性があり、地元の漁師の方は昔この毒を用いて、魚を取っていたといわれています。沖縄本島北部をドライブをしていると、沿道いっぱいに広がっているイジュの花を目にします。
イジュの花が咲くと梅雨入りする、という言葉が示すように、イジュの花は沖縄の梅雨入りの時期に咲き誇ります。小さな白い花びらが無数に咲く光景は、沖縄の梅雨入りの象徴です。
ほのかに甘く香るイジュの花をはじめ、沖縄には梅雨の時期を彩る花がたくさんあります。真っ赤な大きな花びらが印象的なデイゴ、青・紫・ピンクと咲き誇るあじさい、白い房状のつぼみがきれいな月桃など、沖縄の梅雨は色とりどりの花が咲き乱れます。
沖縄の梅雨について
出典:写真AC
本州よりも一足早く梅雨入りする沖縄。5月中旬から6月の中旬頃まで続く沖縄の梅雨は、南国のスコールのようです。晴れ間が広がっている中、みるみるうちに空一面に雨雲が広がり、激しい雨が一気に降り出します。突然降りだした雨はしばらくすると降りやみ、空には再び晴れ間が見えてきます。
ちょうどゴールデンウィークが終わった頃に始まり、6月の中旬頃には明ける沖縄の梅雨。梅雨が明けると一気に夏が到来し、海に、山に、そして観光に最適な沖縄の観光のトップシーズンに突入します。