新庄まつりの魅力と2018年の日程|アクセスや見どころも紹介

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新庄まつりの特徴・見どころ

出典:Pixabay

新庄まつりは3日間に行われますが、それぞれの祭りに多くの見どころがあります。まずは、24日に開催される「宵まつり」です。市内17の囃子若連が行う演奏では、長年音色だけが伝えられており、楽譜がない状態で受け継いでいます。囃子若連それぞれ特徴のある演奏を楽しむことが出来ます。

また、新庄まつりの幕明ともいえる儀式となる灯入式も見どころの一つです。照明の入ったすべての山車が幻想的に暗闇に並ぶ姿は圧巻です。 次に「本まつり」と言われる25日では神輿渡御行列が行われ、行列に参加している人々は武士の姿で市内を練り歩きます。

その行列で、足軽の足さばきや傘廻しなどの演出が全て綺麗に揃う姿は美しく、見学に訪れる人々を感動させるとともに楽しませてくれます。さらに、迫力満点な山車が、各町内会の若者や子供たちに力一杯引かれて駅前広場に集合し、まつり囃子に合わせて法被姿の若連衆などの掛け声が会場を包み、祭りのピークを迎えることとなります。

「後まつり」と言われる26日の祭りでは、小若連囃子演奏会のほか、街中では日本でも非常に珍しい鹿子踊という新庄のカモシカを模した踊りが行われます。また、各町内の山車小屋を出発したすべての山車20台が、市内中心街に一同に集結します。その後、南本町十字路で手締め式が行われて新庄まつりはフィナーレを迎えることとなるのです。

新庄まつりの曲目である「宿渡」と掛け声

新庄まつりの代表的な曲目に「宿渡(すくわたり)」というものがあります。掛け声が「チェレンコヤッサー」と特徴的で、旋律は悠長で哀調としていて古くから新庄市民に愛されています。

曲名は「しゅくわたり」が訛っての「すくわたり」になったと言われています。

新庄まつりの人形づくりを紹介

新庄まつりでは山車のことを「やたい」と呼んでいます。さらに若連というグループが形成されていて、町内の単位で山車を制作します。

山車は能や歌舞伎などのほか歴史物話や伝説などをテーマに等身大の人形を中心として制作されます。

伊達政宗や徳川家康など歴史上の人物の人形は、非常に精巧に作りこまれていますので、これを見ることも新庄まつりの醍醐味の一つとなっています。

新庄まつりの魅力

新庄まつりには、新庄市民が長い歴史を繋いできた伝統や郷土へ対する思いの多くが詰められている祭りといえます。

3日間に渡り盛り上がりを見せる新庄まつりに一度は足を運んでみてはいかがでしょうか。

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