当意即妙の類語・対義語
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では一体、この当意即妙と同じ意味を持つ言葉はどんな言葉なのでしょうか?
先述でお伝えしたように、当意即妙と似た意味持ち、私達が常日頃生活の中でよく使う言葉でこのようなものがあります。
「臨機応変」、「打てば響く」というような言葉は、同じような表現の言葉として使われることが多いので、皆さんも耳にしたことがあるかと思います。それぞれ、場面に応じて柔軟に対応するさまと、受け答えなどの反応が早く働きかけるとすぐに反応をするさまを表しています。
また、すぐれた才能があふれるようなさまを表す「才気煥発」という四字熟語も当意即妙の類義語であるといえるかもしれません。どちらも非常に機転が利くさまを表しています。
これらの言葉はそれぞれ少しずつ意味が違うので、実際に使う際には注意しましょう。
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当意即妙を英訳すると
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ではこの当意即妙という言葉、英訳するとどうなるのでしょうか。意味に従って訳せば、以下3つが適当な訳になりそうです。例文とその訳文とともに紹介します。
・readiness of wit
“His readiness of wit is quite remarkable.”
(彼の当意即妙さは確かに注目すべきものだ。)
・repartee
“You are full of repartee.”
(君はとても当意即妙な人だね。)
・ready wit
“She is very thankful to your ready wit.”
(彼女はあなたの当意即妙さにとても感謝していますよ。)
※be thankful to ~~で「~~に感謝している/ありがたく思っている」という意味を示します。改まった場面でも使える表現です。
いかがでしょうか。readyやwitはよく使う語彙ですが、readinessやreparteeはあまり見たことがないという方もいるかもしれませんね。高校入試や大学入試などではあまり出てこない語彙ですが、使い方はごく簡単なのでこの機会に覚えてしまいましょう。
英語だけでなく言語は使ってこそ覚えるものですので、こういった普段は使わない表現でも、日常会話の中で使うようにしてみるのもいいかもしれませんね。
当意即妙な対応を心がけよう!
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私達が生活の中で何気なく使っている言葉は様々な意味を持ち、その言葉が使われるようになった社会的な背景や由来があることがわかりました。
一般的には、臨機応変が普段よく使われますが、この当意即妙の方は仏教からくる、仏の教えや精神にそって即座に対応をするという日々の精進があっての言葉になっているのです。この言葉を使う場面では、必ずその対応ができる背景がその人に存在します。
つまりその場その場であらゆる出来事に柔軟に対応するには、何事も日々の精進が必要であるということを私達にこの言葉は教えてくれています。
仏教用語はとても私達が生きる俗世とかけ離れた精神世界の思想によって成り立つため、私達にはちょっと難しい表現が多々あります。
しかし、この当意即妙の様に、字を変えて、知らない間に、私達の生活の中で息づいて、知らぬ間にあるべき姿へと導いてくれていると言っても過言ではないでしょう。
これから益々社会は大きく変わっていき、技術も進歩し、様々な思いも寄らぬ社会変革が訪れます。それでも、やはり私達は日々精進をし学び続けることで、より当意即妙な答えを導きだせる力を常に蓄えて置きたいものです。
現代の厳しい時代に生きる私達に、この当意即妙は、先人が作ってきた歴史の中で培われた、今も昔も変わらない生き抜く知恵であると言えるのでしょうね。
人間努力せずして成り立てぬ。
様々なことに真摯に取り組み、まさに当意即妙な答えを出せる人間でありたいものですね。