一味と七味の違いとは?風味・材料・料理による使い分け・七味専門店

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一味と七味の違いその1【材料】


出典:写真AC

一味と七味の違いの一つとして、材料にあります。一味は唐辛子だけですが、七味に関しては「唐辛子」「芥子(ケシの実)」「麻の実」「青海苔」「麻の実」「紫蘇」「陳皮」「生姜」「胡麻」「菜種」「山椒」の10種類の原料から7種類を使用しています。

また、中には7種類以上を使用しているケースも発生し、会社や生産元によって異なるのです。なお、七味は体に良い効果をもたらすものが多く含まれておりますが、元々は漢方薬を食用にしたいというところから生まれました。その為、七味は昔から健康面で重宝されてきたのです。

一味と七味の違いその2【味・辛さ】


出典:写真AC

一味と七味の味の違いとして、一味は唐辛子のみなので唐辛子そのものの辛さがダイレクトに伝わります。七味は、山椒や生姜といった唐辛子以外の原料が含まれているので、その分だけ風味や香りを味わえ、深みを感じることができます。 一味と七味の辛さの違いとして、一味は唐辛子のみなので七味よりも辛いです。

七味は7種類以上ブレンドしているだけあってか、辛さは控え目です。

ただし、唐辛子は最小の辛さと最大の辛さが200倍異なるので、物凄く辛い唐辛子を七味に使用していれば、辛さの弱い一味より七味の方が辛くなります。その為、会社や生産元によっては、一味が辛くないと感じるところや、七味が物凄く辛く感じるところまで様々あります。

一味と七味の違いその3【用途】

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一味の用途

一味は、薬味として使うよりも調味料として使用されます。具体的には、煮物、炒め物、カレーの香辛料、エビチリ麻婆豆腐と中華系料理の辛さの増加など様々です。

元々一味は、日本だけでなく世界共通の調味料ということもあり、和洋中全ての料理に対応できます。また、一味はシンプルに辛味を増したい時にも使用します。

七味の用途

七味は、一味とは逆に薬味として使用します。七味は加熱すると香りが飛んでしまうので、隠し味調味料としては不向きです。

また、七味は日本独自のものなので、蕎麦、漬物、焼き鳥、天麩羅、牛丼、豚汁などといった和食系に合います。どちらかと言うと七味は、風味豊かにしたい時に使用します。

人気七味専門店「やげん堀」

 

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七味唐辛子でお馴染みの浅草「やげん堀」は、創業約400年の歴史を誇るお店で、長野・善光寺の門前の「八幡屋礒五郎」、京都・清水寺の門前の「七味家」と、日本三大七味唐辛子屋の一つに当てはまります。

七味がメインではありますが、一味も取り扱っている上に、中辛七味、大辛七味、洋風七味と様々な唐辛子を購入することができます。

さらには、唐辛子の容器、ふりかけ、お茶漬け、佃煮と、唐辛子以外の商品も扱っているのも魅力の一つです。 やげん堀で最も人気の商品が「七味唐辛子中辛」。唐辛子以外に、「黒ごま」「焼唐辛子」「陳皮(みかんの皮)」「山椒」「けしの実」「麻の実」が入っており、辛さと香りを楽しむことができます。

スーパーで安価で売っている七味とは違って、香りと風味が極上で、今まで使用していた七味とはずば抜けて異なるところが、「やげん掘」ならではの味であります。

一味と七味の魅力


出典:写真AC

一味や七味と言っても、一言では語りきれない程の魅力が詰まっています。 「一味を使おうが七味を使おうがどちらでもいいんじゃないの?」と思う方もいらっしゃるかと思いますが、一味には一味の使い方が、七味には七味の使い方が存在します。

そして、一味でなければいけない用途や、七味だからこそ合うもの、味付けや香り付けまで様々です。

この記事を参考にし、一味や七味の魅力を知り、楽しみ、使い方を学び、それぞれの食材に適したものをかけて、いつものご飯をより美味しく頂いてみてはいかがでしょうか。

少なくとも、香りや風味を加えたいときには「七味」、純粋に辛さを足したい時には「一味」と覚えて頂けたら幸いです。

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