【働きすぎを改善!】ハッピーマンデーの効果や適用される祝日

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ハッピーマンデーとは

現在多くの職場や学校では週休2日制が採用されています。週休2日制を採用している場合は土曜日と日曜日を休日とするのが一般的だと言えます。また日本では先進国最多の年間16日の祝日が定められています。

しかし祝日が金曜、月曜か土曜、日曜に当たらない限り飛び石連休となってしまい、学生はもちろん、社会人でも有給休暇を使用しない限りは連休を取る事が難しい状態だと言えます。

そこで就労環境を改善するために打ち出されたのが「ハッピーマンデー」の制度です。

従来日付が固定されていた祝日の中から特定の祝日に適用されます。例えば10月10日に定められていた体育の日は、ハッピーマンデー適用の祝日となり10月の第2月曜日が体育の日として休日となりました。

現在ハッピーマンデーの制度が適用される祝日は4祝日です。少なくとも年間4回は3連休が発生することになります。

ハッピーマンデーが制定された時と理由


出典:写真AC

世界標準と比べると日本人の労働時間は長すぎると言われます。日本では土曜日は半ドン、日曜日、祝日は休日という制度が長く続きました。半ドンは朝定時に登校、出勤し午前中で授業や業務が終了し午後から休日になる制度の通称です。

1980年代から週休2日制が普及、浸透したことで就労環境は徐々に改善されます。週休2日制を採用する企業が増え、1992年からは公務員にも週休2日制が導入されたことで、公立の学校も週休2日制となりました。

徐々に就労環境は改善されましたが、従来の日付が固定された祝日では飛び石連休になってしまうことがあり、有給休暇を取りにくい日本の職場環境では連休を取ることは難しかったと言えます。

諸外国と比較すると日本は長期休暇が少ないという問題の解決のためにハッピーマンデーは1998年「国民の祝日に関する法律の一部を改正する法律」によって制定され2000年から施行されました。

ハッピーマンデーの効果


出典:写真AC

先進国最多の祝日数が設定されているにも関わらず、日本人はワーカホリックだと言われ続けているのは、有給休暇を取りにくい職場環境が原因だと考えられます。

ハッピーマンデー施行前の従来の日付固定性の祝日では、せっかくの休日が飛び石連休になってしまい十分な休暇が取れなかったことから、ハッピーマンデー制度は就労環境を大きく改善する制度として高く評価できるものだと言えるでしょう。

また休日が増えることは娯楽に費やす時間が増えることに直結するために、潤いある生活が送れると共に、内需拡大が見込め経済の活性化にも繋がると考えられます。

事実、ハッピーマンデー制度の施行後から各地の観光地を訪れる観光客数は増加傾向にあり、海外への渡航者数も年々増加していると言われています。

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