花笠踊りの特徴
出典:写真AC
嘗ては10種類ほどあったものを昭和38年(1963年)に踊りやすいように一本化し、「正調女踊り~薫風最上川~」としました。最上川を渡る爽やかな風と稲穂の揺れをイメージしたとされるこの踊りは、踊り手たちの華やかな着物姿と一糸乱れぬ集団美が魅力の女性的な踊りで、花笠まつり第1回から踊られています。
これに加えて、平成10年(1998年)「正調花笠踊り~蔵王暁光~」が誕生しました。蔵王連峰の夜明けと大地をしっかり踏み締め、自然の恵への感謝をイメージした勇壮な振りとされ、男性的な力強さが魅力です。
他にも、花笠踊り発祥の地、尾花沢の大きな笠を豪快に振り回す「笠回し系花笠」や参加者それぞれが衣装や振りに趣向を凝らした「創作花笠」等、踊りの多彩さが山形 花笠まつりの魅力となっています。 標準の振り付け「正調女踊り~薫風最上川~」、「正調花笠踊り~蔵王暁光~」の踊り方は、公式サイトで確認できます。
また、2017年の花笠まつり期間中には、山形まなび館で花笠舞踊団、山形大学花笠サークルによる花笠踊り披露や輪踊り、踊り指導も受けることができました。今年もイベントは開催予定です。
パレードの後半は参加自由の『オープニング花笠輪踊り』( 18:10~18:30頃、ゴール付近市役所前にて)、『最後尾飛び入りコーナー』(20:30~21:30頃、パレード団体最後尾)で大変賑います。この機会に踊り方をマスターして参加するのも楽しいでしょう。
山形花笠まつりの魅力
華やかな蔵王大権現の山車、グループで統一された衣装を着た踊り手たちの多彩な踊りで飽きることなくパレードを楽しむことができ、花笠音頭に耳を澄ませれば、山形の風情ある景観を感じることができます。
日中は市内観光や山形まなび館のイベント、花笠の販売コーナーで、夜はパレードの「飛び入りコーナー」や「輪踊りコーナー」で一般の参加者も気兼ねなく楽しむことができるでしょう。
街全体が盛り上がり、目で見ても、参加しても楽しい華やかな夏の祭典です。 是非一度、山形花笠まつりをご覧になってはいかがでしょうか。