【土から作る焼き物】千葉県で『備前焼』を学べる本格的陶芸体験に行ってきました!

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薪割りを体験してみましょう!

斧を使用して、窯の燃料である木材を割っていく作業です。

まずは、安田さんから薪割りのレクチャーがあります。力を入れるよりも斧の重さを利用し、垂直に振り下ろすのがポイントです!

最初はへっぴり腰でしたが、慣れてくるととても楽しいです!

斧を使うのが怖い人には、薪割り用の機械がありますのでご安心ください!1回の窯で焚く薪の量は20トンにもなるため、効率も求められるみたいです。

 

続いては土づくり体験!

ケレンハンマーを使用して、土の中に石が入っていないか切り崩しながら取り除く作業になります。

「なぜ機械を使わないのでしょうか?」

「機械でやると粉末状になってしまうため、土の質感が変わってしまうからね」

手作業にすることによって、ある程度の形状を保ち、土を生かすことができるそうです。

弟子時代はひたすらこの作業をしていたという安田さん。素人では、見つけることのできない石を次々を取り除いていきます。まさに職人業。

続いてはろくろ体験!

400gの土を使用し、作品づくりを行います。

※400gは少し大きめなコップやお椀を作れるくらいの量です。

右足のペダルを踏むとろくろが回る仕組みになっていて、水で手を濡らし、摩擦を減らしながら土を形成していきます。

左手が外側、右手を内側にして土を挟み、指先でゆっくりと伸ばしていきます。

 

「器用だね、上手上手」

 

安田さんから優しく、丁寧に教えてもらえるので初心者でも職人になれた気分になれます(笑)

窯で焚いたあとは縮むので、完成イメージより少し大きめに作ることがポイントです!

※安田さんの窯焚きは年に1回なので、体験時期によっては完成まで時間がかかかることもありますので、ご了承ください!

そして完成!

思った以上に上手に作ることができました!完成までが楽しみです!

追加で自分の作品に文字を彫ることもできますので、記念にお好きな文字を彫ってみるのもおすすめです!

最後にティータイムへ

安田さんと一緒に焼締陶を使用したティータイム休憩です。

安田さんのこれまでの人生の話。長柄町六地蔵の魅力や、焼き物の歴史、火の扱い方までいろんな話を聞くことができました。

「焼き物をずっと続けていきたい」

薪で使用する赤松や粘土も年々減っていて、素材が少なくなってきています。今の焼き物はいずれ作れなくなる。だからこそ、その時代の代替え品となる素材を探して、姿・形は変わってもいいので焼き物を続けていきたいと語ってくれました。

こまで陶芸への思いが強く、芯のある人間性を持った安田さんはすごく魅力的な方だなと思います。

体験はここで終了です!

体験を通じて、手仕事の魅力・陶芸の魅力を肌で感じることができました。

長柄町六地蔵という地域で非日常を味わいつつ、安田さんという魅力的な職人さんと話すだけでも自分の成長や今後の未来について考えさせられるいい機会です。

ぜひみなさんも六地蔵窯へ足を運び体験してみてください。

 

体験ページはこちら▼

普通はこりごり!本物の技術・窯で学ぶ 陶芸体験

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