【意味】 | 「照れくさい」「きまりが悪い」 |
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【由来】 | 相手の顔が輝き、眩しくてまともに見ることができないことから |
【類語】 | 「照れくさい」「恥ずかしい」「気恥ずかしい」 |
【対義語】 | 「誇らしい」 |
【英訳】 | 「embarrass」「self-conscious」「bashful」「abashed」 |
面映いとは?
出典:写真AC
普段、口語的に聞くことは少ないかも知れませんが、テレビや小説などでたまにでてくる「面映い」という言葉。ドラマや小説の中であれば、面映いの意味は前後の脈から何となく意味を予想して読み進めたりスルーしたりしていたかも知れません。
もしかすると読み方すらわからずに何となくスルーしてた、なんていう方もいらしたかも知れませんね。 そんな方のために、まずは「面映い」の読み方ですが、「オモハユイ」と読みます。
面白い、の面=オモ、インスタ映えなどで使う映えるの映=ハ、あとは送り仮名のユイですね、これでオモハユイ、となります。
では「面映い」がどういったところで使われているか、例文を使ってお伝えしてみたいと思います。
例)私には初めての孫で、無心に笑いかけてくる表情を見ていると何とも言えず面映い。
使い方として例を挙げてみました。何となく文脈から意味が伝わるのではないかと思いますが如何でしょうか。文脈だけだとはっきりしないというか、照れているのか、喜んでいるのかなんだかよく分かりずらい感じもしますよね。すこし曖昧な言葉のようにも感じますが、一体面映いはどういう意味なのでしょうか?
面映いの意味
出典:写真AC
「面映い(おもはゆい)」の意味は「照れくさい」というのが一番当てはまると思います。 当てはまる、というのは、辞書などによっては、恥ずかしい感情やきまりが悪いといった、感情についての表現になっていて、はっきりとした意味の表記ではないからです。
照れ臭くてバツが悪いとか、嬉しいのだけれど恥ずかしくて素直に喜べないという、シャイな日本人らしい意味を表している表現だといえますね。
面映いの成り立ち
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面映いという言葉は「おも(面)」と「はゆし(映し)」の2つの言葉から成り立っています。おも(面)は顔を表し、はゆし(映し)は眩しくて顔が向けられない様子を表しているのです。
面映いとは、相手の顔が輝き、眩しくてまともに見ることができないことからバツが悪いことやきまりが悪いなどの意味を持つようになりました。
面映いの使い方
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では面映いを使った例文をいくつかお伝えします。
例)昨日は久しぶりに妻に食事を作りました。とても喜んでくれ、子供からも美味しいおいしい!と褒められて少し面映ゆかったです。
これは普段しないことをした夫が、妻からも子供たちからも褒められて、嬉しいんだけど照れ臭く、きまりが悪くなってしまった場面ですね。一言でその複雑な気持ちを表す事ができるので便利な言葉です。
例)日頃あまり人前で発表などしない、どちらかというとサボってばかりだった私は、この発表がみんなから褒められたことが面映ゆく、その場を無言で離れました。
これは日頃サボってばかりの「私」が、柄にもなく急に褒められることで、バツが悪くなってしまったことで照れ臭くなってしまったことを表現していますね。
このように面映いは照れくさくてバツが悪い、ちょっと柄にもなく褒められて恥ずかしい等の場面で使うことができます。