面映いの類語・対義語
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類語としては先ほどからたびたび出ている「照れくさい」、「恥ずかしい」や「気恥ずかしい」などがそれに当たりますが、このほかにも「居心地が悪い」といったものもあります。
ですが、面映いは、単に居心地が悪いだけでなく、照れくさくて居心地が悪いという意味になりますので注意が必要です。対義語としては、誇らしいなどがそれに当たるといえます。
面映いを英語で言うと
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ここで、面映いの英語表現を見ていきましょう。既述の通り、面映いは恥ずかしくてバツが悪いという意味を持ちます。そこで、英語では面映いというフレーズはありませんが、この意味を持つフレーズを用いた表現をご紹介します。
面映いの英語表現として、”当惑する”や”きまりが悪い”といった意味を持つ「embarrass」、”照れ屋の”や”~を意識しすぎて”という意味を持つ「self-conscious」、”恥ずかしがりの”や”内気な”という意味を持つ「bashful」、”恥じ入って”などの意味を持つ「abashed」などが当てはまるでしょう。
例文で見てみると、「He was seen to dance, so he was abashed.(彼は踊っているところを見られたので当惑した。)」「She is a bashful girl.(彼女は恥ずかしがりだ。)」のように表現することができます。
面映いを使ってみよう
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このように面映いという言葉はなかなか使う場面も限られていますし、すぐに出てきにくい表現かも知れません。ですがビジネスシーンや少し畏まった場面などで、単に、恥ずかしいとか、ハズイといった言い回しをせず、「面映い」を使うことで言葉をよく知っているなと一目置かれることだと思います。
そのためにはここでご紹介した例文や意味などから、使う場面や使い方などをしっかり押さえてからチャレンジしてもらいたいと思います。 また、この面映いという表現は、日本人特有の、はっきりと言えないけれど何となく伝わる心の内を良く表現している言葉です。
このように、面映いという言葉を上手に使うことで日本語の良さを学ぶことにも繋がるといえます。照れ臭くてバツが悪い、といった状況の際に面映いという言葉が出てくると良いですね。