【100年続く三大花火大会の1つ】土浦花火大会の2018年日程と魅力

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土浦花火大会とは?

通称、土浦花火大会と呼ばれる「土浦全国花火競技大会」は、茨城県土浦市で開催される花火の競技大会で、現在はその素晴らしい競技を一目見ようと全国から観光客が押し寄せるようになり、親しみやすい「土浦花火大会」と呼ばれるようになりました。

この土浦花火大会は、日本煙火協会などが後援する日本三大花火大会の一つで、スターマインの部、10号玉の部、創造花火の部の3部門に分かれて盛大な競技が披露されます。最高賞に選ばれると内閣総理大臣賞が授与されます。

土浦花火大会は日本三大花火大会の中では唯一、大都市圏で開催され、交通の便も良いことから毎年約80万人もの観光客が押し寄せます。

土浦花火大会 2018年の日程・アクセスなど


出典:写真AC

今年2018年は、10月6日(土曜日)に開催される予定で、約2万発もの花火が打ち上げられます。悪天候の場合は翌週の土曜日か日曜日、体育の日で祝日な月曜日に延期されます。打ち上げ時間は午後6時から午後8時30分までの2時間半で、茨城県土浦市桜川畔が会場となっています。

電車で会場の桜川畔まで行く場合は、JR常盤線の土山駅で下車し、そこから徒歩で向かうか、有料ですがシャトルバスに乗って会場まで行くことが可能になっています。

自動車で向かい会場付近に車を停めておきたい場合は相当な混雑が予想されるので、朝から昼までの間に土浦や会場付近に到着し駐車しておくことをおススメします。

土浦花火大会の歴史

土浦花火大会は1925年、霧ヶ浦海軍空軍隊と親交が深かった新治群津市浦町の神龍寺というお寺の24代目住職が、自身の財産を投じて航空戦死者を悼むための花火大会を行ったのが土浦花火大会の始まりだとされています。

当初は霧ヶ浦湖畔の埋め立て地で9月に開催されていましたが、第二次世界大戦による中断や、住職の財産がなくなったことと同時に中止が検討されましたが、その当時、日本煙火工業界の会長を務めていた北島義一が、大会の運営に全力を尽くしたことによって大会は中止されませんでした。

土浦全国花火競技大会は、大会自体の名称や日程が変わっても約90年、現在まで受け継がれている土浦の伝統文化です。

土浦花火大会の特徴・見どころ


出典:写真AC

各3部門に分かれて競い合われる、土浦の花火の特徴は、大きさとその迫力です。スターマインの部ではワイドスターマイン、10号玉の部では圧倒的な超巨大さと音が特徴10号玉、創造花火の部では創造性が強く、最新の今までには見たことがないような花火が、各部門の特徴になっています。

見どころは何といってもフィナーレです。「爆風や音で押し倒されてしまう。」と感じてしまうほどの豪勢なフィナーレは見逃せません。

土浦花火大会の座席情報

約二万発の花火が打ちあがり、1000店以上もの屋台が開店する土浦花火大会のチケットは1人当たりの値段ではなく、3人までのマス、6人までのマスの値で販売されています。

購入方法は電話、インターネットで申し込むか窓口で直接購入するかの2パターンで、1.7m×1.7mの6人まで入場可能なマスは19000円、1.7m×0.85mの3人まで入場可能なマスは9500円となっています。

土浦花火大会の駐車場情報や混雑情報


出典:写真AC

開催当日は電車の車両が増やされ、交通規制も行われますが、花火が始まる1時間2時間前になると場所取りや立ち見客などの影響で相当な混雑が起きてしまいます。

規制は道路だけではなく、各駅でも混雑による駅への入場規制が行われるのでなるべく朝早いうちに会場付近で待機しておきましょう。

また、花火が終わった直前も大変な混雑が起きるので、歩行者道路への一次規制や電車ホームへの入場規制などが行われ、自動車はある程度混雑が収まるまで車を動かすことはできません。駐車場は会場周辺に複数ありますが、開催当日の昼までにはほぼ埋まってしまいます。

帰りの混雑は、会場付近に自宅があっても、帰宅まで1時間2時間かかってしまうこともあるほどの状況になってしまいます。

また、花火が終わる1時間早く駅に向かっても、切符を買うことすらできないような混雑が起きる状況もあるので、花火を最後まで見てある程度時間が経ってから会場を出た方が比較的スムーズに帰宅することが可能です。

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