パーントゥが見れる、宮古島市総合博物館を紹介
宮古島市にある唯一の博物館が、宮古島市総合博物館です。 緑深い大野山林に接し、豪族の仲宗根豊見親の墓をかたどった建物は南国ムードたっぷり。それだけでも、一度見ておきたい観光スポットです。 「宮古の自然と風土」をテーマに、歴史や民俗、科学、美術とあらゆる角度から宮古島の文化を知ることができます。
なかでも、大きく取り上げられているのがパーントゥ。 まず、博物館に入るとそのいの入口に3枚の木彫りの仮面が掲げられています。記念撮影用なので、実際に被ることもできます。 展示室に入ると、泥沼から出てくるパーントゥの模型が出迎えてくれます。かなり細部まで作り込まれ、迫力ある仕上がりとなっています。
他にも、映像で実際の行事の様子を見ることもできます。旅行のタイミングが合わない人は、ぜひこちらで雰囲気だけでも味わってみてください。 アクセスは、平良港から車で10分ほど。営業時間は午前9時~午後16時30分。定休日は毎週月曜日。入館料は一般300円からですが、土日や学校の長期休暇中は小中高生は無料です。
パーントゥ・プナハ祭りの魅力
パーントゥ・プナハは、人々と一体となった幸せを味わうことができるお祭りです。 地元の住民は、恐ろしげなパーントゥから逃げ回りつつも、捕まって泥を塗られるときはみんな笑顔に。
悪霊が憑きやすいといわれる新築の家では、家族がそろって、お酒を振る舞い神様をもてなします。 そんな輪のなかに、観光客もいっしょになって泥にまみれられるのが、パーントゥ・プナハの最大の魅力。 自分自身で伝統や文化に触れてみたいという人には、おすすめです。
ただし、近年ではパーントゥへの苦情や暴行事件など、トラブルも多くなっています。地元の人々や信仰に敬意を払い、観光客としての最低限のマナーは守るように心がけましょう。