「異口同音(いくどうおん)」の意味と使い方|由来・類語・対義語

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異口同音の類語・対義語


出典:写真AC

異口同音の意味であるたくさんの人が同じことを言う様と同じような意味の四字熟語を紹介していきます。 異口同音と同じような意味を持つのが、異口同辞(いくどうじ)異口同声(いくどうせい)と言う四字熟語で、たくさんの人たちが同じことを言う様、たくさんの人たちの意見が一致する様を意味します。

また、満場一致(まんじょういっち)も似たような意味ですが、満場一致の場合は、その場にいる人々全員の意見が一致したという意味になる為、異口同音の「たくさんの人」という表現よりも「その場にいる全員」と言う表現の方が100%の人が同意見だというような、より強調された独裁的な印象を与えます。

例えば「今回の議題は満場一致で否決された。」となると全員が反対したとなります。 「今回の議題はみんなが異口同音に反対した。」となると少し柔らかい印象になります。

また、異口同音の対義語としては人々の意見が割れる、意見が入り乱れる、または意見がまとまらないという様を表す意味を持つ四字熟語を紹介します。

異口同音の対義語としては、諸説紛粉(しょせつふんぷん)という四字熟語は、ありとあらゆる意見が入り乱れる、意見がまとまらない様や様々な憶測が乱れ飛び、真相がつかめないような様を表します。 この諸説紛紛が異口同音の対義語として一番近しい意味を成しています。

その他の異口同音の対義語として、賛否両論(さんぴうりょうろん)という四字熟語がありますが、賛否両論は賛成と反対両方の意見が半々、五分五分である様を表します。

また、甲論乙駁(こうろんおつばく)という四字熟語のように、甲の人が論ずると、乙の人がそれに反対するというような意見がたくさん出るという意味、お互いがあれこれと主張し、意見が全くまとまらないといった意味も異口同音の対義語として近しいものです。

異口同音から学ぶ


出典:写真AC

異口同音の意味はたくさんの人たちが口を揃えて同じことを言うことでした。 例えば「僕の意見にはみんなが賛成してくれた。」というよりも、 「僕の意見にみんなが異口同音に賛成してくれた」と言った方がより多くの賛成票を貰ったように聞こえませんか?

このように異口同音という四字熟語をうまく使うことでたくさんの人に賛成してもらったということを強調して表現ができます。 上手く異口同音という四字熟語を使うことで会話にボリュームをつけることができますね。皆さんも、是非この機会に異口同音を使ってみてはいかがでしょうか。

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