揚げ足を取るを英訳すると
それでは、この揚げ足を取るという言葉を英訳するとどうなるのでしょうか。揚げ足を取るをそのまま英語に訳すことは少し難しいですが、似た意味で訳せば以下の3つのようになります。例文とその訳文とともに見ていきましょう。
・ find fault with someone 他人のあら捜しをする、難癖をつける
Don’t find fault with others.
(他人のあら捜しをしてはいけない。)
・ flame someone 他人を非難する
You are quick to flame everything.
(君はすぐになんでも非難したがるね。)
・ trip up somebody 他人をひっかける
They are always ready to trip up other people.
(彼らはいつも他人をひっかけようとする。)
いかがでしょうか。日常生活でも使えそうな表現がそろっていますね。あまり良い意味ではありませんが、使い方も簡単なので、機会があれば使ってみましょう。
揚げ足を取る人の特徴と対処法
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揚げ足を取る人は、何かにつけて自分が優位に立っているということを証明したがる人が多いようです。また、相手にしてほしい、かまってほしい、所謂「かまってちゃん」的な思考から揚げ足を取る人もいますよね。
揚げ足を取ってくる人は常に自分が優位に立っていることを実感していないと落ち着かない人で、反撃すると根に持ってさらに攻撃的になってしまいます。また、常に劣等感や不安でいっぱいなので、それを解消しようとして他人の揚げ足を取ってしまうという人もいます。
つまり、自信で満ちて泰然自若とした人は、揚げ足を取るようなまねをしないということですね。その反対に、自信や落ち着きがない人は、他人の揚げ足を取りがちになってしまうということです。
ですから、揚げ足を取るような人と接するときは、反撃するでもなく無視するでもなく、適当にあしらってしまいましょう。適度な距離を保ちつつ、できればその人の劣等感を取り除いて安心できるような言葉をかけてあげるとよいかもしれません。
また、こちらを怒らせようとしてわざと揚げ足を取るようなまねをしてくる人もいるので、そういった場合は相手のペースに飲まれないように注意しましょう。「この人が言っていることはとても些細なことで、本質ではないんだ」という認識を常に持つようにするといいかもしれません。
そして、いくら職場の上司や同僚などに自分のミスを細かく指摘されたからといって、それを真に受けることはおすすめしません。彼らはあくまでも揚げ足を取っているだけであり、指摘するミスもごく些末なものばかりです。重大なミスがあったり、些細なミスでも数が多すぎたりする場合は別ですが、彼らの言うことは参考程度に聞いておけばよいでしょう。
揚げ足を取っても仕方がない!
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普段の生活でも使うことがある「揚げ足を取る」という言葉を色々調べていくと、悪意のある言葉なんだという印象になりますよね。
人間は生活をしていく上で様々なトラブルが生じたり、思い通りにならなかったり、壁が生じたりするものです。だからと言って相手の揚げ足を取る様な行動をしていては何事も前には進みません。また様々な考え方の人が存在しますから、行きつく答えや価値観も違って当たり前です。
それらをまとめて双方理解を深めるためにお互い議論は勿論必要ですが、議論のための議論ではいけません。また、自分の主義主張を通すため、相手の揚げ足を取るような発言を繰り返しているようでは世間は認めてはくれません。
世間からの評価が得たい、何か実績を出したい、何か成果を出したい、と願うのであれば他人の「揚げ足を取る」といった様な行動は慎むべきなのです。
ネガティブな印象をもたらす「揚げ足を取る」と言う言葉ですが、先述の反対の意味を持つ言葉で見た様に、転じて慈愛の心を少しでも持って歩み寄れば、それは何かしら得難い成果を社会に残すことになります。社会に出ると様々な利害関係が生じ、素直に相手を認める心を失いがちになってしまいます。
そんな中でも、結果を出すには、少しでも調和は必要になるのでしょう。いがみ合って相手の「揚げ足を取る」行為をしても何も生まれないし、それは生産性のない行動でしかないということをこの言葉は私達に語ってくれているように思います。