【衝突を避ける日本人の賢い生き方】「お茶を濁す」の意味と由来

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お茶を濁すの類義語・対義語

お茶を濁すの類義語

・上辺を取り繕う

・煙に巻く

お茶を濁すの対義語

・嘘偽りのない

・一点の曇りもない

・正々堂々

お茶を濁すの意味から学べること

私達が至って普通に使っている日本語の中には、古くより受け継がれている文化や歴史など様々な由来をもって存在しています。この「お茶を濁す」という言葉も同様にそのような背景があるとわかりました。

「お茶を濁す」からもわかるように、調べてみると「お茶」を題材にした、慣用句や言葉は沢山存在しています。それは日本人独特の物事を曖昧にし、「濁す」事でどんな意味合いにも言葉を操って、その場をしのげるという価値観が大いに関係していると感じます。

こうした考え方や価値観は、日本の風土の中で生活していく、日本人の知恵でもあると気づかされます。物事を曖昧にし、柔らかな表現を用いることで、リスク上手くを分散させる役割も持っていたと考えられます。


出典:写真AC

「お茶を濁す」は、これからのグローバル社会においては、マイナスになる要素ではあるかもしれません。しかし、曖昧にし、物事の線引きをはっきりさせないことで、何となくやり過ごすことでその場を上手く納める、といった日本人の感性や知性は、人生を渡ってい行く上でもとても大事な考え方です。

「お茶を濁す」という言葉の意味を深く知ってみると、その背景にある様々な内容を知っていくに連れて、私達の日本人が本来持つしなやかさというものを、改めて気づかされます。

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