【江戸時代に始まった?】なぜ子供の日に「こいのぼり」を飾るのか

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こいのぼりで有名な埼玉県加須市


出典:写真AC

こいのぼりの産地は国内に複数ありますが、なかでも埼玉県は生産量が全国トップであることで知られています。

また、埼玉県内加須市は全長世界一の大きさを誇るこいのぼりを制作したことでよく知られています。毎年ゴールデンウイークに開催されている加須市民平和祭では、平和式典や特産品等の販売、子供向けのアトラクションなどのイベントと共に、この世界一巨大なこいのぼりの遊泳が目玉となっています。

昭和63年に制作されたジャンボこいのぼりはすでに引退していますが、代を変えてもほぼ同じ大きさのこいのぼりが遊泳しており、見ごたえがあります。

家に飾れるこいのぼり「ハリコーシカ」

近年では、集合住宅で暮らす人も増えてきたため、外にこいのぼりを出すための十分な広さが確保できない家庭も少なくありません。そんな時におすすめしたいのが、家の中で飾れるこいのぼりのハリコーシカです。

ロシアの人形、マトリョーシカのようにサイズの異なる複数のこいのぼりが和紙で作られており、大きいこいのぼりの口の中に小さいこいのぼりを収納することで、飾らないときにはコンパクトに収納できます。

飾るときには、愛らしい表情のこいのぼりを好きなように並べることができ、ミニチュアサイズのこいのぼりの中でもインパクトがあります。軽量で、小さい子供や高齢者でも手軽に飾れる点も人気です。

こいのぼりの魅力とは

こいのぼりは、昔から変わらずに親が子供の幸せを願う気持ちが随所に込められており、由来やそれぞれの意味を理解してから眺めると、改めて親子で仲良く風に乗って泳ぐ様子がさらに魅力的に感じられます。

天気の良い日が多い端午の節句の時期には、青空に映える色合いの吹き流しやゆったりとたなびくこいのぼりが非常によく目立ちます。風の強さに応じてのびのびと泳ぐこいのぼりの雄大さは、日本らしいノスタルジックな風景です。

また、オーソドックスな外に飾るこいのぼりだけでなく、様々な生活環境に合わせて、飾りやすいタイプのこいのぼりが作られていることも、誰もがわが子の幸せを祝えるようにというきめ細やかな気遣いの表れといえます。

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