葵祭の魅力③
申餅を紹介
葵祭の3つ目の魅力は、申餅です。申餅は小豆を茹でた汁で作られているため、淡い赤褐色「はねず色」をしています。申餅という名は、無病息災を願う縁起の良さからきています。
江戸時代、申餅は庶民の間で大変人気がありました。明治時代、葵祭が国を挙げての行事となったため、葵祭の際に庶民の間で行われていた風習が廃れてしまい、申餅もなくなってしまいました。
しかし、地元の和菓子屋である法泉堂が、下賀茂神社の宮司に代々伝わる味やレシピをもとに、申餅を蘇らせることに成功しました。葵祭に行かれた際は、江戸時代の庶民の間で人気のあった申餅を食べてみてください。
葵祭の魅力
出典:Flickr
葵祭の歴史や魅力など葵祭について紹介してきました。
葵祭は、1500年以上もの長い歴史を持っています。室町時代の応仁の乱のタイミングで、一度は潰えましたが、江戸時代に多くの人々の尽力によって蘇りました。昭和になると戦争の影響で行われなくなるなど、様々な困難を乗り越え現代まで引き継がれてきました。
後世に葵祭を残したいという人々の願いによって、今日まで葵祭を見ることが出来ます。
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