【張り子は可愛さだけじゃない】伝統工芸「張り子」の”縁起物”としての魅力

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張り子の一種「赤べこ」


出典:写真AC

「赤べこ」の「べこ」は東北の方言で、「牛」という意味です。このことからも分かるように赤い牛に見立てた張り子で、福島県の会津若松でつくられています。今では縁起物として有名な赤べこですが、その由来は「疱瘡という病気が流行したときに赤べこを送ると治った」ことで、厄除けや縁起物として扱われるようになりました。

色が赤いことにも意味があり、その昔は木材の運搬は牛にさせていましたが疲労から倒れていき、その中で唯一働いたのが赤い牛だったそうです。そのことから神の加護があるとされ、赤い牛の赤べこが作られたとされています。神の加護、そして疱瘡を治したことから縁起ものとなっていったのです。そのため現在でも厄除けとして自宅に飾ると厄払いとなるといわれています。

張り子の魅力

張り子は厄除けや福を招く縁起物ですが、その可愛らしい見た目にも魅力があります。

動物を形どったものが多いのでなにかの行事に飾るだけでなく、単に置物として置ける可愛さから人気が高くなっています。

置物だけではなくお面などもあり、全て紙を張ってつくられているので独特の暖かさがあるのも1つの魅力となっています。

また手に取っても軽いため、人に贈っても負担にならないというメリットもあります。そして今では形どられる動物の種類も多く、デザインも様々でインテリア性の高いものあります。

置いておけば見た目が可愛らしいだけでなく縁起も良いので、部屋に一つ置いておくことをオススメします。

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