「勧善懲悪(かんぜんちょうあく)」の意味と由来|例文も紹介

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「自分は理不尽な話や後味の悪い終わり方をする物語よりも、勧善懲悪ですっきりと終わるストーリーの方が好きだ」というときなどに使われる、「勧善懲悪」という言葉をご存知でしょうか。

大まかな意味としては漢字の見た目そのままですが、一般的に知られている「かんぜんちょうあく」という読み以外に訓読みもあり、由来や同義語などもあるのです。

ここでは、勧善懲悪という言葉について詳しく紹介します。

勧善懲悪の意味


出典:写真AC

勧善懲悪の意味は、善い行いをほめて推奨し、悪い行いは戒めるというものです。

また、善いことを行う人を尊んで、悪い行いをする人を退けるといった意味合いもあります。訓読みの時には「ぜんをすすめあくをこらす」と語順を変えて読む必要があります。

勧善懲悪という言葉は、善いことをすべきであり、悪いことはすべきではないという、倫理観を伝えたり、因果応報を説いたりするときなどに用いられる言葉ですが、善人である主人公が悪事を働く敵役を懲らしめるというストーリーの類型としても使われます。

勧善懲悪の由来

勧善懲悪という言葉の由来は非常に古く、古代中国の書物である「春秋左氏伝」にこの言葉が記されています。

日本では、飛鳥時代に聖徳太子が記した「十七条の憲法」の中にこの言葉が見られることから、古くからこのような思想があったと考えられます。

当初は思想や規律の一つとして用いられていましたが、その内勧善懲悪をベースとした物語などが登場してきて、今では単なる思想を表すだけでなく、物語の類型の一つを表す言葉としても使われるようになりました。

勧善懲悪の例文


出典:ぱくたそ

勧善懲悪という言葉は、自分や他人の物の考え方、ポリシーなどを表すときにも使うことができますし、物語のパターンの一つとして使うこともできます。

例えば前者の場合には、「あの人はいつも勧善懲悪を気取って悪いことをした相手につらく当たっているが、双方の話をきちんと聞かないから公平だと思えない」のように使います。

あるいは、「きちんとしている人が損をするようなストーリー納得できない。やはり勧善懲悪の結末がすっきりする」というように使うと、後者の意味合いになります。

勧善懲悪という言葉は日常的に用いることも多く、知っている人も多い言葉ですので、善い人が幸せになり、悪い人が因果応報を受けるといった意味を一言で伝えたいときに使います。

どの四字熟語にも、由来があります。

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