「以心伝心(いしんでんしん)」の意味と使い方|禅の世界で使われていた言葉

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以心伝心の類義語・対義語

以心伝心の類語や対義語を見ていきましょう。

類語には感応道交(かんのうどうこう)があります。これも仏と人が言葉を使わずに通じ合っている際に使われる言葉であり、仏教から来ている言葉として以心伝心ととても近い言葉です。

その他には呼応や同調なども類語になります。阿吽の呼吸なんて言葉もありますね。英

語で表現する場合はテレパシーやシンパシーが近い表現になるでしょう。

一方で対義語は隔靴掻痒(かっかそうよう)になります。痒いところに手が届かないようなもどかしさを表したこの言葉、以心伝心とは真逆の伝えたいのに伝わらない状態を表した言葉です。

以心伝心に学ぶ


出典:ぱくたそ

以心伝心という言葉について紹介しました。

何も言わずともわかり合えるというのは素晴らしいものです。文字による伝達が簡単になっている今だからこそ、以心伝心の間柄というものは大切にしたいですね。

お互いが思いあえる関係になれば、そんな以心伝心の相手も現れるのではないでしょうか。

しかし、自分だけが以心伝心の間柄だと思いこむのも危険です。わかってくれているはずだからと、言葉に出さなかったゆえに意思疎通の失敗が起きてしまうのは悲しいことです。

伝えるべき大切な言葉はしっかり伝えて、お互いの絆を深めあってこそ本当の以心伝心の関係を築けるのではないでしょうか。

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