【31日に大掃除はNG?】年越しの過ごし方でしてはいけないことは?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

年越しの豆知識

大晦日の由来


出典:写真AC

「大晦日」という言葉は、毎年何の気なしに使っている言葉ですが、当然その意味は毎年の終わり、つまり12月31日を指します。

大晦日の語源は晦日に由来し、晦日とは年末年始に限らず月末日を指す言葉です。そんな晦日に年末の特別な日を印象付けるために「大」を付け、大晦日となったのです。

また、月末日は必ずしも30日とは限りませんが、29日で終わる月末日は晦日ではなく九日晦日と呼ばれていました。ちなみに、晦日というのは三十日の当て字になります。

年越しの過ごし方①

除夜の鐘を聞く


出典:写真AC

年越しの過ごし方として一般的なのは、やはり除夜の鐘つきです。直接除夜の鐘を突きに行く倍もありますし、自宅や近場で除夜の鐘つきの音を聞く場合もあります。どちらにしろ、年越しと除夜の鐘は切っても切れない関係にあります。

年を跨ぐようにして鐘つきが行われるため、実際には年越しをする前から各地のお寺から鐘つきの音色が聞こえてくるはずです。

仮に除夜の鐘を突きながら年越しをするのなら、回数制限のないお寺を選ぶと便利です。煩悩を精算する108回の鐘つきが一般的ですが、多くのお寺ではより多くの人に鐘つきをしてもらうために回数制限を撤廃しています。

年越しの過ごし方

除夜の鐘の意味・由来

除夜の鐘はお寺で行われることからも分かるように、仏教に由来する年越しの行為です。

人の身に宿っている様々な煩悩を打ち払うための年越しの過ごし方ですが、108回というのは諸説ありますが、人間が持つ煩悩の数といわれています。また、来世や前世というような、仏教的考えもここに関わっているのも特徴です。

詳しい内訳の説明はかなり複雑なので、1つ1つ覚えるよりも今年1年を振り返る良い機会くらいに考えておいた方がいいかもしれません。

また、僧以外が除夜の鐘に参加できる理由としては、本来なら厳しい修行を経ていれば除夜の鐘は必要ないとされています。そうした修行を積んでいない人向けの儀式だからこそ、多くの人にその場所が開かれているのです。

年越しの過ごし方②

年越し蕎麦を食べる


出典:ぱくたそ

年末年始の過ごし方で最も簡単なのは、やはり年越しそばを食べることでしょう。

最近ではカップラーメンなどで代用する過ごし方を選んでいる方も多く、どんな形であれ年越しの過ごし方として欠かせない行為となっています。

基本的には食べるタイミングは任意ですが、多くの地方では年越し前に食べることが多いようです。自宅でそばを楽しむ過ごし方を選ぶ家庭も多いので、家庭内のルールによって決まっている場合もあります。

使われる具材に関しては地方色が強いことが多く、各地方の特色を活かした年越しそばを楽しめます。

年越しの過ごし方

年越し蕎麦の意味・由来

古くは江戸時代から続いているといわれている年越しそばによる過ごし方ですが、そばは長寿を表していると伝えられています。

細く長い蕎麦を人生に見立てて、この蕎麦のように長く生き続けようというゲン担ぎが発端となったといわれています。

ただし、これは最も主流な考え方なので、他の説もいくつか提唱されています。どちらにせよポジティブな理由から、この過ごし方が始まったことは間違いありません。

次のページからは、年越しにしてはいけない注意点を紹介します。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連するキーワードから探す