木地師になるには資格は不要です。特にこの資格がないと道具など扱えない、或いは販売ができないといったことはありません。技術次第で独学でなれることもあります。
どこかの木地師に弟子入りすることは必須ではないですが、その選択も考えてみる必要性もあります。木工の専門学校などに行き、そこから木地師を選ぶことができる企業に入社する、という方法もあります。
まったくの無知、技術なしで一から鍛えてもらうのであれば従弟制度のような形での弟子入りがよいですが、専門学校で少なからず学んでいるのであれば、最初から木工製品の企業に入ることがよいでしょう。
木地師の魅力
木地師には腕一本で生きていくことができる、という魅力があります。既に大量生産の木製品が主流となっていますが、それでも木地師の需要はあるのです。
企業に入ることもよいですし、自分でネット販売などをすることも今では個人で十分に可能です。
そのような点から見ても木地師を目指す魅力はありますし、腕一本で食べていくとか自分なりの表現を木工で行いたいと言う人には極めて魅力的な職業であるといえるでしょう。
大変なことも多いですが、だからこそ職人と呼ばれるのではないでしょうか。