【衣食住で見る】日本の伝統文化は将来どうなっていくのか

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日本は、全国各地に伝統文化が息づいていますが、現代の仕事に押され伝統産業は衰退しつつあります。

日本における伝統文化の歴史がどのように築かれてきたか、またこれからどうなっていくのか、少し思いを馳せてみませんか。

日本の伝統の行く末

衣:着物の歴史と魅力


出典:写真AC

日本の伝統といえば何を想像するでしょうか?

代表的なイメージの一つになるのが衣の着物です。着物の歴史は古く、平安時代にはその原型が出来上がっていたといわれています。

着物の特徴的なところが、反物といわれる一枚の布でできていることです。洋服は布を切って縫い合わせて作りますが、着物は一枚の布を縫い合わせて作ります。そのため、縫い目を解けばまた一枚の布に戻すことが可能で、成長に合わせて縫い直せば何代でも着続けることができるのです。

地方ごとに特色のある着物が生まれているだけでなく、宮廷文化の影響を受けた華やかな着物など、種類の豊富さも魅力になっています。

格式が高いものだけでなく普段使いできる着物も人気です。古い着物をリメイクするなど、新しい使い方を探る若者も多いのです。

日本の伝統の行く末

食:和菓子の歴史と魅力


出典:写真AC

日本の伝統の一つになっているのが、和菓子です。和菓子の原型は西暦600年ごろの遣隋使派遣にまで遡るといわれています。

それまでのお菓子は果物などが中心でしたが、中国大陸との交流がきっかけで日持ちがする、より積極的に加工したお菓子が誕生するようになったのです。

鎌倉時代のお茶の伝来や、室町時代のカステラやコンペイ糖の伝来など、時代に合わせて変化し、地域ごとの独自の進化を遂げました。

大きく分けると干菓子と生菓子に分けることができますが、地域の素材を生かしたお菓子や、お祝いごとに欠かせないものが多いのが和菓子の特徴です。バターなどの脂分を使わないことから、ヘルシーなお菓子としても注目されています。

寒天や飴、餡などを使って見た目にこだわった和菓子作りに挑む人も多くなっています。

日本の伝統の行く末

住:宮大工の技術の歴史と魅力


出典:織戸社寺工務所

伝統的な日本家屋は少なくなっていますが、神社やお寺に代表される宮大工の技術は日本の住の伝統を色濃く伝えています。

宮大工の歴史は飛鳥時代に朝鮮から来た僧侶が建築方法を伝えたことから始まっていて、日本の風土に合わせて独自の進化を遂げました。

地震が多いことから釘を使わず、木を傷つけないことで耐震性を高めるなど、他国に見られない技術も存在します。日本の伝統的な神社仏閣が様々な地震などを経て残っているのは、日本の宮大工の技術力の証でもあるのです。

伝統的な建築物に使われる木は湿気を吸って膨らんだり、年月の変化で縮んだりするため、数式ではなく経験と勘が重要になることがあるのもポイントになります。

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