黄八丈とは|原材料や染色方法、平織・綾織を紹介

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

日本には古くから様々な伝統や文化があり、今も脈々とその素晴らしさが我々の世代にも受け継がれています。しかし、実際には和の文化に触れる機会が少ない、というのが現代に生きる私達の現状です。

そんな素晴らしい文化を知らないのは大変勿体ないことです。今回はそんな素晴らしい伝統工芸品の中でも「黄八丈」についてご紹介します。

黄八丈とは


出典:Wikipedia

黄八丈(きはちじょう)は、東京都八丈島で生産される草木染めの絹織物である伝統的工芸品です。黄八丈の歴史はかなり古く、室町時代にまで遡ります。

室町時代に貢納品としていたのは、八丈島で織られていた「白紬」でした。現在のように染められるようになったのは寛政年間頃となり、江戸時代中期には縞や格子の模様も織られ始められました。

そもそも八丈島の島の由来は、実はこの「黄八丈」からきているのです。本居宣長の書物に「黄八丈を織り始めたところから八丈島と名が付いた」と記述があることから、そのように言われています。

そして、この「黄八丈」は、国の伝統的工芸品として正式に認められています。

黄八丈の特徴・色

黄八丈は、黄、樺(茶)、黒の三色から生み出されます。染めた糸を使い縞模様や格子模様に織り上げるのが黄八丈という織物です。

八丈島の天然素材を利用した染料で染め上げることから、変色しにくいことと、洗うごとに色鮮やかさを増していくことが黄八丈の特徴とされています。

黄八丈の原材料

黄八丈の原材料ですが、染料は、コブナグサ、タブノキ、シイを原料とする植物性染料としています。これらは八丈島に自制する天然素材です。黄八丈は八丈島の島の資源を有効活用した八丈島ならではのオリジナル工芸品ということですね。

媒染剤は木炭又は泥土を使用します。伝統的に使用されてきた原材料として生糸、玉糸、真綿の紬糸もしくは、同等の材質を有する絹糸を使用しています。黄八丈の鮮やかな色は、これらの原材料によって輝きを放つのです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連するキーワードから探す