裂き織によって、今では色々なものが作れるようになっています。昔は最終的にはすべて衣服として使われていたわけですが、現在ではバッグにしたりコサージュを作ったり、裂き織りマットなんてものも作れるようになっています。
色々な糸を使えばかなりバラバラになり、その雰囲気が粋でカッコいいということで、色鮮やかな裂き織りのスリッパなどを作っている例などもあります。
大きなものになればなるほど時間がかかることになりますし、難しくもなります。初心者は簡単なコースターなどを作るところからはじめ、だんだん慣れてきたらオリジナルの大きな作品を作ってみるというのがいいでしょう。
裂き織りの魅力
裂き織りは今、地球規模で叫ばれているリサイクルの精神に合致する文化であるといえるでしょう。実用性を重視したものだけでなく、計算せずに引き出された風合いや織り目が出る不確定さが魅力です。
昔は古いものを生かすためにやっていたことが、現代になって粋なリサイクル方として引き継がれているのも面白いですね。
裂き織りの一連の作業は決して簡単ではないのですが、ちょっとしたものを作ってみることから挑戦し、手芸の趣味の一つになるまで上達するという楽しみ方もあるでしょう。
一定のクオリティのものが作れるようになったら、誰かへのプレゼントを製作してみるのも楽しそうです。興味のある人はぜひ、裂き織りに挑戦してみてくださいね。