ジュエリーデザイナーの仕事|気になる年収や必要な資格は?

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ジュエリーデザイナーに向いている人・向いていない人

ジュエリーデザイナーには「細かい作業が得意」「センス/独創的な発想」「ものを作るのが好きであること」が求められます。

細かい作業の得意不得意は経験で補うことができますが、センスや独創的な発想をもっているかどうか、ものを作るのが好きかどうかは本人の素養次第であるため、こうした素養のない人はジュエリーデザイナーには向いていないという事になります。

ジュエリーデザイナーの将来性


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ジュエリーや宝石などは高価な原料を材料として商品を作成しているため、当然ですが販売価格も安価には設定できません。そのため他の業界よりも「経済の影響をもろにうけやすい」という特徴があります。 事実バブル期の終焉とともに、ジュエリー市場はゆっくりではあるものの縮小していっているのが現実です。

日本経済の著しい再興、もしくは少子高齢化の改善などが起きない限り、こうした緩やかな市場縮小の流れは継続することになるでしょう。 とはいえジュエリーや宝飾品に対する需要は常にありますから、今日明日にも仕事に困るということはありません。

確かな技術とセンスを持つデザイナーは、今後のジュエリー界でも引き続き必要とされるでしょう。

ジュエリーデザイナーになるには

上記でも簡単に触れていますが、ジュエリーに関する資格があります。「貴金属装身具製作技能士」と呼ばれるものです。

この資格はその名の通りジュエリーの制作に関する技術検定で、第一級/第二級/第三級に分かれています。それぞれ受験資格の要件があり、 第一級は実務経験6ヶ月以上 、第二級は実務経験2年以上、第三級は実務経験7年以上は必須条件となっています。

ただし、美術大学や専門学校に通った経験がある人などには期間の短縮が適用されることもあります。それでも第三級になると数年は経験を積まなければいけない資格になっています。この資格を取得して初めて、有資格者としてのジュエリーデザイナーを名乗って仕事ができることになります。

ジュエリーデザイナーになる魅力


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ジュエリーデザイナーの仕事は年収も他の職業に比べて特に高いわけではなく、センスもないと活躍ができないと言われれば、少し足踏みしてしまかもしれません。 しかし確実に言えることは、ただしい技術とほんの少しのインスピレーションさえあれば仕事の幅はどこまでも広げられるということです。

自分だけのデザインやコンセプト、アクセサリーに込める世界観が多くの人に認められたり、作ったアクセサリーで多くの人を笑顔にすることができれば、大きなやりがいにつながります。「自分にはセンスがない」などと思わず、興味を持ったらチャレンジしてみましょう。

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